第19回全国交流集会

第19回全国交流集会に全国から200名参加
第19回全国交流集会基調
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現地実行委員会ニュースNO1
開催要項


第19回全国交流集会に200名の仲間が参加し、学習と交流を深める

 第19回全国交流集会アピール

全国から結集された、まなぶの仲間のみなさん!

 私たちは、7月12日から13日にかけて、三池闘争がたたかわれた筑後の地、福岡県朝倉市で第19回全国交流集会を「学習・反合理化・社会主義」の基調のもとに、四つの課題を三つにまなぶ大衆学習運動の中間総括の場として開催し、学習と交流を深めてきました。厳しい資本主義の攻撃のなか、200人の仲開が5ブロック20県協から結集したことを、共に喜び合いたいと思います。

黄金の3年を獲得した「暴走特急・安倍内閣」のスピードは増す一方です。7月1日、日本国憲法施行から67年の議論を覆し、これまでの憲法解釈を変更して集団的自衛権の行使容認を国民の反対を無視し閣議決定を強行しました。憲法9条の問題だけでなく、時の内閣の決定で憲法改正せずとも、最高法規を骨抜きにすることを可能にした暴挙です。また今なお終息しない福島原発事故を消し去り、資本の要請に応え、早急に再稼働にしようとする被災者無視の姿勢は、石原環境相の「金目」発言に見て取れます。さらに労働時間ではなく成果で評価するホワイトカラー・エグゼンプション(残業代ゼロ法)の導入検討や、企業には減税、労働者には消費増税や福祉の切り捨てなど、私たちを取り巻く情勢は、先達がたたかい勝ち取ってきたものが奪われ、露骨に生命を奪われるものとなっています。

 分散会討論、全体集会での各ブロック代表発言では、厳しい生活や職場状況の怒り、団結づくりの成果や課題、会員たちのたたかいが、力強く報告されました。また3年連続で30歳代の若い仲間の分散会が開催できたことは、担い手づくりの運動の成果です。

 文化交流会は、5年目を迎え事務局体制が確立した「まなぶ合唱団」が発表した「地底の歌」「人とし生きるために」は、歌のふるさとである福岡の地に響き渡りました。東京、関東の寸劇は、資本への怒りに立ちあがった青年会員のたたかいと、家族ぐるみの成果を笑いと感動で私たちの心に届けてくれました。九州の構成劇は三池闘争を継承した闘争の歴史を再確認しました。

労働大学まなぶ友の会の運動は、科学的社会主義を学習し、労働者思想のもとに団結して闘い続ける主体的条件をつくる大衆学習運動の拡がりが目的です。そのために第一学習会の討論を基本とし、人間らしく働き続け、生き続けていくために、『月刊まなぶ』3000拡大運動、総学習運動を武器として、もう一人の自分をつくり続けていくことを意思統一してきました。

 今交流集会で出しあった成果と課題を、参加者と全国のまなぶ友の会の仲間と確認し合い、今年よりも成長した自分ともう一人の仲間とともに、来年7月4日から5日に群馬県みなかみ町で開催され、節目の第20回を迎える全国交流集会での再会を約束し合い、全国の仲間へのアピールとします。

 2014年7月13日

『全協』再建をめざす労働大学まなぶ友の会県協連絡会議 第19回全国交流集会




第19回全国交流集会全体集約

労働大学まなぶ友の会県協連絡会議・会長 須藤行彦

20県協、200名が結集

台風8号という大変困難な状況のもとで開催されました、第19回全国交流集会に参加のみなさん、大変ご苦労様でした。全体集約を始めます。
 20県協、200名の仲間が結集しました。情勢ですが、戦後の平和と民主主義を育ててきた先達の努力を、安倍政権は、根底から覆そうとしています。私たちは、この流れを止めなければなりません。このような情勢のなか、非常に不安をかかえている人々が増えています。若者の未来が見えない、健康の不安、年金で生活ができないという老後の不安等々が拡大しています。2日間の討論を基調提案に基づきながら以下集約します。

集団指導の力で第一学習会の充実、内外の五人組運動の再認識を

 友の会の第一学習会の確立状況ですが、参加友の会では、90%以上の高水準を維持しています。問題は、第一学習会の討論内容が問われています。職場の問題、子供の就職や無権利状態の職場、親の介護の問題、自分自身の健康の問題等々をもっています。これらの問題が第一学習会で討論されているのかが問われています。
 第一学習会は、小さな団結づくりです。相互討論ができるということは、第一学習会の場に参加した一人ひとりが、自分の意見が言える、何でも話し合えるという条件があるかどうか、ということです。つまり、信頼関係です。目的意識をもった開催になっているのかが、問われています。
 分散会討論、ブロック代表発言では、高齢化という現実のなかで、「元気な姿と声を聞くだけで力がでる」との声に逆に励まされ、悩みながらも新たな前進の芽が育ちつつあることを、報告されていました。

『月刊まなぶ』3000部達成運動の苦悩と前進

 私たちの「まなぶ友の会運動」は、三池闘争の貴重な教訓のなかから生まれました。したがって『月刊まなぶ』は何よりも「階級闘争をまなぶ学習誌」であることが特徴です。
 今年は、3000部達成5カ年計画の4年目ですが、全体の情勢もありますが、現実には減部傾向に歯止めがかかっていません。しかし、たたかいのある職場や地域では、具体的な拡大の条件が生まれています。目的・意識的な日常的な係わりが持てている職場では、少しずつ拡大しています。さらに、リストアップをして第一学習会ごとに検証しあっている友の会も拡大しています。
 たたかいの中で仲間を組織するということです。三池の長期抵抗大衆路線を一言でいうならば、「たたかいの中で組織する」ということだと言われています。自らがたたかいの中に身を置く構えなくしては、非常に困難な問題だと思います

個人方針の確立と友の会機関紙活動

個人方針は、自分自身が人間として、労働者として、どういう生き方をするのか、それに向けての具体的課題克服が個人の目標になります。これが個人方針です。言葉を換えて言うならば、「労働者として生きることに誇りを持っているか」が問われているのです。分散会討論でも、具体的な個人方針を確認し合って前へ進む努力が必要との声も出されています。
 今年は、友の会の機関紙活動の展示会を初めて取り組みました。7県協と13友の会の出展でした。みなさん工夫をこらして、すばらしい機関紙を作成しています。お互いにまなぶことが沢山あったと思います。機関紙は、「紙の弾丸」とも言われています。宣伝、扇動、組織者でもある、と言われています。
 来年には、もっと多くの友の会から出展されることを期待します。

総学習運動の実践と成果

 歴史に学ぶということは、未来への前進の力になるということです。過去をなつかしむことではなく、先達の命を賭けて闘ってきた教訓に学ぶことです。資本主義的な常識、粕漬けから抜け出す学習運動です。労働者思想を身につける運動です。アンケートにも出されているように古典や『社会を変える、自分を変える』『日本はどこへゆくのか』等の学習会が各地で取り組まれています。
 私たちの運動の基調であります「四つの課題を三つにまなぶ」ということは換言すれば、労働者は唯物史観と『資本論』に学び、労働者階級の歴史的任務を自覚し、科学的社会主義に不動の確信をもって生き抜く人間になろう、ということです。

若者・女性の担い手の拡大、家族ぐるみ強化

振り返ってみると、戦後の労働運動の中心的役割を果たしてきたのは、職場での人権闘争であり、反戦・平和運動であり、民主主義を求めるたたかいであり、その担い手は、女性であり、青年労働者でした。この歴史的総括に学び青年・女性の担い手の拡大運動に期待しています。近い将来の核づくりの柱です。次代を担うものは、青年労働者です。女性の担い手づくりは、大変困難な課題ですが、各ブロックで開催されている女性講座、女性学習会に展望が見出されています。
 「家族ぐるみの運動の強化」は、今日の情勢が求めています。私たちは、三池の労働者運動と家族ぐるみの運動を基本に学んできました。家族の理解と支えがなければ、職場でのたたかいは、続けられません。しかし、現実には、子供の就職先がなく、低賃金労働条件悪化で親がかりとなっている実態があります。家族の問題は、個人の問題となって、悩みも出しずらいという実態です。家族ぐるみとは、労働者が人間らしく働きつづけ生きつづけるために不可欠な、団結の問題であり、家庭の民主化という民主主義の問題であり、労働運動の基本的な課題ではないかと、少しづつ理解が深まって来ています。

会員の任務は、大衆学習運動の組織者である

あらためて、「会員の任務とはなにか」を再認識することが求められています。一つには、友の会運動の担い手であり、大衆学習運動の組織者であるということです。二つには、会員相互の団結づくりです。日常的な相互討論や家族ぐるみの交流を通して、目的に向けた全国的な団結をつくることです。三つには、もう一人の仲間づくりです。『月刊まなぶ』読者の拡大、会員の拡大運動は、資本に対する怒りを組織することです。資本に対する怒り、仲間との信頼、心をつなぐ組織づくりです。

最後に、文化交流会の充実

 まなぶ合唱団も組織的な取り組みになってきた成果が『地底のうた』や発表曲の迫力として現れてきました。寸劇についても三ブロックの怒りとユーモアーに充ちた内容に心を打たれました。

労大ハンドブック『成果主義とのたたかい』の活用を

 労働大学が初めて仲間の手で作りあげたハンドブック『成果主義とのたたかい』を、どうか全国各地で学習会を組織し、反撃への一助になることを心より願っています。

第20回全国交流集会は、群馬で

 来年の開催は、20回という節目の集会になります。関東ブロックで群馬の水上で開催予定です。
来年に新たな仲間を含め、元気で再開できることを誓い合って、全体集約とします。ありがとうございました。

 

第19回全国交流集会の成功に向けて


開催要項


(1)開催日時  2014年7月12日(土)~13日(日)13時~翌日12

(2)開催場所  全体会場=サンライズ杷木

         宿泊所 =泰泉閣(朝倉市杷木志波20  TEL 0946633868

3)集会の概要
   12日 開会集会=13時~15時 サンライズ杷木

       (泰泉閣へ移動、徒歩約10分、体調・足の悪い方はマイクロバスを配置)

       分散会 =1530分~1830分 ホテル泰泉閣 各分散会部屋

       タ 食 ニホテル泰泉閣、1830分~1930

       文化交流=サンライズ杷木に移動 20時~2130分(マイクロ出動)

       宿 泊 =ホテル泰泉閣へ移動 各宿泊部屋で睡眠(基本は6人部屋)

   13日 朝 食 =6時30分~8時30分(朝食バイキング)

       集約集会=9時~12時 サンライズ杷木へ荷物を持って移動

  (4)参加費 15000円 1日参加者 2000円。キャンセル料については、5月に。

  

諸注意について

  (1)交通手段について     

     福岡空港からサンライズ杷木まで、バスのチャーター便(高速道路で50分)

      片道バス代=500円、帰路も博多駅経由で空港までバスチャーター=500

      *バスについては、西鉄労組に依頼し交渉中です。

     空港から日田行き高速バスに乗車、杷木バス停下車 3分(実費負担)

     駐車場は全体会場、泰泉閣共、十分にあります。

     早割航空券は4月から発売されます。目的・意識的に準備を。

  (2)昼食・夜の交流食材について

    *サンライズ杷木の会場付近には、食堂なし、弁当も数に限りがあります。空

     港などで個々に準備をお願いします。

    *夜の交流用資材については、酒屋・スーパーはあります(宿泊所・全体会場

     から徒歩5分)。簡単な準備はできます。

    *各県・ブロックの交流会場は申し込めばあります。使用料は交渉しますが1

     万円以内です。実費で事務局まで連絡ください。

    *会場と宿泊所が違いますから、移動がネックになりますが、徒歩10分ですか

     らそんなに問題はありません。

 

参加集約の基本的考え

  (1)一次氏名集約は、5月開催の運営委員会・県代表者会議で集約。最終集約は、6

    月15日(日)とします。

  (2)詳細は5月の県代で意思統一します。