『月刊まなぶ』風物詩(写真)

『月刊まなぶ』に写真ページが新設されました!

2024年4月号

「旧県庁前にあった桜並木」

撮影  茨城県 小峯幹夫

現役のとき職場からも近く、昼休みによく足を運びました。旧水戸城のお堀に沿って並び、咲き誇っていたソメイヨシノ。老木化のため2019年を最後に伐採され、今は若い桜が育っています。

2024年3月号

「回帰電車」

撮影  千葉県 坂尾正純

左側の寂れた市営住宅横を走る銚子電鉄の中古車両。この場所を見つけ、失われた30年に思いを馳せて撮影した。この時は偶然にカメラの設定を間違え、画像が荒れたことで、この場所が過去に戻ったような、そして電車が過去から走って来たような不思議な時の流れを感じました。

2024年2月号

水戸「偕楽園」の梅

撮影  兵庫県 寺下幸男

日本三大庭園(茨城県の偕楽園、石川県の兼六園、岡山県の後楽園)の一つ
「偕楽園」で、梅まつりが開催されていました。
 徳川斉昭公が「衆と偕(とも)に楽しむ場」として開園されたそうです。
偕楽園には約100品種3,000本の梅が植えられ、かぐわしい早春を告げてくれます。
 桜とは又違った梅の可愛らしさと趣を感じ、沢山シャッターを切りましたが
その中の一枚です。

2024年1月号

ルリビタキ

撮影  徳島県 佐々木 治仁

越冬のため日本へ渡って来る冬鳥です。
 この日は大雪で、林道もこれ以上先へは進めない程の積雪がありました。
車を停め、しばらく待機していると、ルリビタキの鳴き声が聴こえ、餌どりを撮影することができました。

2023年12月号

新横浜ラーメン博物館

撮影  東京都 福田 健二

通称「ラー博」。1994年3月にオープン。日清チキンラーメンが発売開始された1958年当時の街並みをビルの地下に再現したテーマパーク。目黒地区学習会の帰りに立ち寄るラーメン屋「勝丸」の店主が経営する店があるというので行ってみた。

2023年11月号

「水戸の梅大使」

撮影  茨城県 小峯幹夫

1963年、初めて10人の梅むすめが選ばれたのは、芸姑に代わってお出迎えや偕楽園内の案内などを行う、観梅期間中だけとして考えられたものでした。
当時は、今日のように、世間から注目されて華々しく登場したわけではありません。
梅むすめの人気も次第に定着してきましたが、2001年に男性でも応募が可能になり、その名称も「水戸の梅大使」に変更され、現在に至ります。
写真は4年ぶりに開催された「水戸黄門まつり」会場にて。

2023年10月号

「晩秋の魔除け」

撮影  千葉県 坂尾正純

この家は、なぜこんなに飾り付けるのだろう?
 ハロウインを調べると、古代アイルランドに住むケルト人が起源のようです。そして、ケルト人の1年の終わりは10月31日で、冬の始まりでもあり、死者の霊が訪ねてくると信じられていました。この霊から隠れるために、子供たちは怖い仮装をしたようです。 ちなみに、スコットランドではカボチャではなく、カブを使ったそうです。

2023年9月号
利尻富士(北海 道)

撮影  兵庫県 寺下 幸男

北海道サロベツ海岸から撮影した利尻富士(利尻山)です。

北海道北部、利尻島にある標高1,721mの利尻山。日本百名山の中で最北に位置し、数多くの登山者が訪れます。
 裾は海岸まで広がっており、遠くから見ると島全体が利尻山であるかのようで富士山を思わせる美しく緩やかな稜線から、別名「利尻富士」と呼ばれています。
1974年に利尻・礼文(りしり・れぶん)サロベツ国立公園に指定されました。
アイヌ語でリイシリは「高い島山」を意味します。古くから高くそびえるその美しい姿は航海や漁場の目印とされました。
北海道銘菓「白い恋人」という日本一有名なお菓子がありますが、そのパッケージに使用されている写真はオタトマリ沼側から撮影した利尻山です。
今回は利尻富士の名前に一番ふさわしいと思えた写真を紹介しました。

2023年8月号

「サンコウチョウ」

撮影  徳島県 佐々木 治仁

森の中から、ホイホイホイ・・・と鳴き声が聴こえました。
姿は見えません。
しばらくその場所で静かに待つと、姿を見せてくれました。
夏、森の中で、ホイホイホイと聴こえると嬉しくなります。

2023年7月号

「富士山構成資産 忍野八

撮影  千葉県 加藤 実

天然記念物である「忍野八海」は、富士山の伏流水に水源を発する湧水池です。

富士山信仰の古跡霊場や富士道者の禊の場の歴史や伝説、富士山域を背景として風致の優れた水景を保有するのが忍野八海です

2023年6月号

「闘友」

撮影  茨城県 小峯幹夫

三宅敏之さん(敏之ちゃん)とは1971年、当時の日本電信電話公社(現NTT)に同期入社以来、50年を超える付き合いになります。東日本NTT関連合同労働組合茨城支部も同期4名で立ち上げ、苦楽を共にしてきた同志です。グチも悩みもなんでも話せる、かけがえのない、無くてはならない大親友です。

2023年5月号

「路地裏の籐椅子」

撮影  千葉県 坂尾正純

面白い塀を見つけた。この籐の椅子、座面の角が凹んで反っている。ここに座って通行人と世間ばなし、緑のケースは金魚に餌を与える踏み台と兼用か、そして置時計がなぜここに。それにしても、どんな人の趣味なのか?

2023年4月号

「極めてまれな天体ショー」

撮影  兵庫県 寺下 幸男

2022年11月8日満月が地球の影に隠れる「皆既月食」と、月が天王星を隠す「天王星食」が同時に起こり、日本では過去5000年で一度もない極めてまれな天体ショーを見る事が出来て感動しました。
 日本で前回、「皆既月食」と「惑星食」が重なったのは442年前の「土星食」で、次回は322年後の2344年にも「土星食」があるそうです。

2023年3月号

「伊予富士」

撮影  高知県 森 昭人

四国山地西部の石鎚山地に属する山であり、日本三百名山の一つに数えられる伊予富士。伊予富士は独立峰ではなく石鎚連峰の一峰に過ぎないが、西側になだらかな斜面を持ち見る方向によっては富士山を髣髴させる。北側に瀬戸内海、南側に幾重にも重なる四国山地の山々と、その向こうに土佐湾を望むことができる。

2023年2月号

「トンボ頭に乗る」

撮影  埼玉県 鈴木 保

東京メトロを2010年3月31日定年退職後に本格的に始めた、カワセミ(野鳥)の観察及び撮影をライフワークに約13年になります。
 ほぼ毎日散歩を兼ねて撮影に行っております。今回は第13回カワセミ愛好会写真展(2022年12月1日~7日まで開催)展示作品です。笑って見て頂ければ有り難いです。

2023年1月号

「水戸吉田神社例大祭」

撮影  茨城県 小峯幹夫

江戸時代から続く由緒あるお祭りで、当日は山車に乗った「ささら」と呼ばれる獅子をからくりによって舞わせる珍しい風物詩が見られるのが特徴です。また、水戸市では最大規模のお神輿も盛大に繰り出されます。
 かつては、水戸でも庶民の街として(今でも)人々の暮らしを支え続けていた下市を中心として、水戸でもっとも由緒ある神社である吉田神社が主催するお祭り。

2022年12月号

芸術する壁
撮影  千葉県 坂尾正純

壁の塗り方が面白いので撮影していると、後ろから声をかけられた。不審者扱いかと思ったら、大変喜ばれた。明日から、この路地に建つ大正時代から続いた米穀店の五棟を解体するという。人口減少が進み、食生活の変化というグローバル化の波に飲み込まれ、自分の代で廃業した無念さを感じた。そして、現在の世界的なポピュリズムの台頭というのは、反グローバリズムの流れなのかも知れないと思ったところです。


2022年11月号

「菊展」
撮影  兵庫県 寺下幸男

孫の七五三祝いで、兵庫県の西宮神社に出かけたとき菊展が開催されており撮影しました。

菊は思い出深くて、播州赤穂の中学校時代園芸部に所属していましたが当時は全校生徒で、一人一鉢を栽培しており、お世話したことを思い出しました。

2022年10月号

「石鎚山」
撮影  高知県 森 昭人

標高1982m、西日本最高峰であり、日本百名山の一つに数えられる石鎚山石鎚山系の一つである瓶ヶ森に登山したときに、雲海から山頂を覗かせていた石鎚山を撮影しました。

2022年9月号

「目黒歴史散歩」
撮影  千葉県 加藤 実

東京西部県協読者大会は「目黒歴史散歩」。目黒駅の近く、大円寺に向かう。
江戸時代の三大大火の一つ「行人坂大火」で犠牲になった人々を弔うために、50年かけてつくられたのがこの石仏の五百羅漢(仏陀につき従った500人の弟子=写真)。本来なら石仏は男だけだが、子どもを抱いた女性の像もあった。


2022年8月号

「水戸芸術館野外上映会」
撮影  茨城県 小峯 幹夫

毎年初秋に水戸市中心市街地の水戸芸術館広場で行われ、たくさんの来場者で賑わう野外映画上映会。

さて、今年の上映作品は何かな? 今から楽しみ!

2022年7月号
「メーデーの日」
撮影  千葉県 坂尾 正純

第93回日比谷メーデー、3年ぶりにデモ行進復活。そこで一番目立った労働組合は、やはりというか新型コロナの影響を最も受け、労働条件の維持向上を闘った清掃職場のデモ行進だと思いました。また街中撮影では偶然が入り込むと面白くなると思います。自分の楽しみ写真ですから、タイミングよく行進と重なった歩行者の標識、清掃用ごみ箱が写りこんだものを選びました。

2022年6月号
「牡丹」
撮影  兵庫県 寺下 幸男


品種名:島錦(しまにしき) 変わり咲き牡丹。
「太陽」という赤色の枝替わりで、紅白絞りの牡丹です。

神戸の相楽園で、牡丹展が開催されていました。

2022年5月号
「トチノキ新緑」
撮影  高知県 森 昭人


高知市の自宅を朝5時に出発。香美市物部町さおりが原に7時過ぎに到着し、撮影をスタート。トチノキの新緑の合間から朝日が差し込んだ所を撮影しました。現在、さおりが原を始め物部町の森林は、シカの食害が深刻な問題となっています。

2022年4月号
「ミヤマカラスとコクマルガラス」
撮影  埼玉県 鈴木 保


電線上段は深山烏(ミヤマガラス)で下段は黒丸烏(コクマルガラス)です。両方とも首から腹まで白の模様と黒褐色の二種類です。黒丸烏は深山烏の群れで生息しているようです。

2022年3月号
「露天商」
撮影  小峯 幹夫


 水戸八幡宮参道で正月の縁起物を売っていたおじさんと眼が合い、「一枚撮らせてね」と頼むと快く応じてくれたが、いかにも不愛想なところがよかった。

2022年2月号
「街中の迷路」
撮影  坂尾 正純


 日中歩いていると、いろいろ面白そうな場面に出会います。この日は、いやに赤のカラーコーンが並んでいるなと思いました。前を歩く子どもは嬉しそうですが、年寄りには迷路だなと思いながら。ガードマンに聞くと、電線の地下埋没工事中とのことでした。

2022年1月号
「皆既月食」
撮影  寺下 幸男


 今年スーパームーンの皆既月食を楽しみにしていましたが曇りで見る事が出来ませんでした。
 2014年に撮影した写真を紹介します
 月食は地球の影で月が隠れる訳ですが、皆既月食は真っ暗にならず赤くなります。

2021年12月号
「オオタカ」
撮影  佐々木 治仁


オオタカは探鳥してもなかなか出会えず、発見しても恐ろしく警戒心が強いため、100m程離れていても逃げられることが多く、近距離で撮影することは非常に難しいです。
 四国では、一年を通してオオタカが生息しているようですが、冬場になると出会える可能性が少し高くなります。
 この日は、幸運にも比較的近距離で撮影させてくれました。


2021年11月号
「大賀ハス」
撮影  千葉県 加藤 実


大賀ハスとは1951(昭和26)年千葉市の東京大学農学部検見川厚生農場でハス博士といわれた故[大賀一郎]博士が縄文時代に咲いていた古代ハスの種3粒を発見しそのうちの一粒の開花に成功したものです。見頃は6月下旬頃から7上旬です。

2021年10月号
「夏の思い出」
撮影  茨城県 小峯幹夫


7月25日16時から地域の市民センターで「夕涼みのつどい」が開かれました。
感染対策を徹底し入場制限を設けての主催者苦心のつどいに。
子どもたちの歓声が響き渡った夏休みのひと時でした。

2021年9月号
卒業旅行
撮影 千葉県 坂尾正純


台風一過の海を望み、それぞれ何を考えているのかと思う。卒業旅行と聞いたので、過ぎた日々や、これから先を想っているのかと想像するが、それはわからない。

2021年8月号
クマゼミの羽化
撮影 兵庫県 寺下幸男


学習会から22時頃に帰宅すると、玄関脇の植木で「クマゼミの羽化」を久しぶりに見る事が出来ました。
コロナ禍の神戸ですが、4~5年地下でたくましく成長し、地上に姿を見せてくれました。
透き通った美しい姿に感動し、カメラを取りに帰りシャッターを押しました。

2021年7月号
アオバズク雛
撮影 徳島県 佐々木 治仁


夏鳥として日本に飛来し、子育てをして秋に南へ帰るフクロウの仲間、アオバズク。
毎年7月中に雛が巣立ちます。
この写真は、巣立ち間もないアオバズクの雛です。
巣立ちには勇気が必要で、巣穴から顔を覗かせても、なかなか巣立ちできませんでした。

2021年6月号
「トンボを捕食するカワセミ」
撮影 埼玉県 鈴木 保


2010年定年退職以来、ほぼ毎日、野鳥(カワセミ)の写真撮影と散歩を楽しんでいます。
今回の写真は、トンボが先に枝で休んでいたところに、カワセミが枝に止まったために、トンボはカワセミの頭上を旋回、嘴に止まったり、トンボは頭上を旋回中に捕食されてしまいました。

2021年5月号
東海第二 運転認めず
撮影 小峯幹夫


水戸地裁判決当日 (3月18日) 、東海第二原発差し止め訴訟原告団共同代表の一人Iさんは私に「今朝ね、庭に降りたらふきのとうが咲いていたんで茹でて女房と食べたんだよ。なんかいい予感かな」と話してくれました。水戸地裁 前田英子裁判長は明確に「実効性ある避難計画や防災体制が整えられているというにはほど遠い状態で、人格権侵害の具体的危険がある」と、踏み込んだ理由で運転差し止めを命じた画期的判決だった。


2021年4月号
長閑な日」
撮影 坂尾正純


先日、港で神奈川から来たという夫婦と話す。「コロナ疲れで久しぶりに出かけてきたけど、いつもこんなにのどかなのですか?」「晴れた日はそうですよ」と答え、30分ほど港を案内した。最近、自分はホントに良い所に住んでるなぁと思う。これは銚子市の漁港を散歩している時に写した写真です。


2021年3月号
H-ⅡAロケット JAXA筑波宇宙センター(茨城県)」
撮影 寺下 幸雄

「はやぶさ2」のカプセルが2014年12月、H-ⅡAロケットで打ち上げられてから、6年間かけて約52億4000万㎞の旅から2020年12月6日に帰ってきました。
小惑星リュウグウから採取した石等には約46億年前の太陽系誕生当時の情報が残っているとみられ、太陽系の成り立ちや生命誕生の謎に迫ります。
筑波宇宙センター正門を入ってすぐの「ロケット広場」に、H-ⅡAロケットの実機(全長50m)を展示しています。
館内には、国際宇宙ステーション「きぼう」日本実験棟の実物大モデルや、宇宙ステーション補給機「こうのとり」の試験モデル、各種人工衛星や、小惑星探査機「はやぶさ2」の1/1スケールモデルも展示しています。


2021年2月号
やっと実ったドラゴンフルーツ
撮影 池内 康宏

昨年7月のある朝、ふとドラゴンフルーツを見ると、何やら先の方が薄黒くくすんでいました。腐ったのかな? と思いよく見ると、花が咲いた後でした。
 園芸店で買ってきて、早5年。サボテン科ですが、冬の高知を乗り越え(防寒対策はして)、初めて花が咲きました。
 それから約40日後、収穫しました。皮はちょっと紫がかった赤色で、中は白い果肉に黒ごまのような種が沢山ある白肉種です。味は、甘さがちょっと少なくあっさりした味でした。今年も花を咲かせるぞ。継続は力だ。


2021年1月号
「焼夷弾」
撮影 福田 健二

東京・江東区「戦災資料センター」リニューアルの目玉は、1945年3月10日の東京大空襲で使われた焼夷弾(模型)。「E46収束焼夷弾」といって、M69油脂弾(粘着性の強いガソリン=ナパーム、2.8Kg)を38本納め、空中で尾翼部分にある解束用信管が爆発してバラバラになって落ちる。この収束弾が一夜に32万本が使われ、10万人が殺された。
それより先、日本軍は中国・重慶への空襲で焼夷弾を使っている。


2020年12月号
「笑顔」
撮影 小峯幹夫

秋の深まる中、筑波山ろくで開催された「読者の集い」。参加された親子の笑顔がたまらなく素敵でした。〝ハイポーズ〟


2020年11月号
「魚影」
撮影 坂尾正純
 岸壁に沿って歩いていると、水面を泳ぐボラの群れが見えました。しばらく見ていると、急に群れ全体が跳ねるように盛り上がり、そこに力強い群れのエネルギーを感じました。しかし、同時に見えて来たのは、この群れを狙って襲い掛かるウミウの影でした。
2020年10月号
トップ・オブ・ザ・ロック展望台
撮影 寺下幸男
 ロックフェラーセンター最高峰、地上70階250mにありニューヨークが屋上から360度見渡せる絶景で有名です。
エンパイヤステートビル(443・2m・102階)、ワールドトレードセンター(527m・110階)、ハドソン川、自由の女神等が見えます。
マンハッタンでは、世界で一番賑やかな交差点「タイムズスクエア」を散策、長さ4キロにも及ぶ、広大な敷地を持つニューヨーカーの憩いの場「セントラルパーク」、「メトロポリタン美術館」、「ブロードウェイ」で「マンマ・ミア!」観劇等を楽しみました。

2020年9月号
「パパ がんばれ!!」
撮影 井本泰之
 三好市職友の会の紅露伸和さんが5月に脳内出血で倒れ入院、闘病中です。
コロナの影響で面会できる人数が制限されているので、妻・恵美加さんが安心して面会できるように、友の会の仲間が交代で悠惺くんと泰河くんと一緒にお留守番をしています。紅露さんの一刻も早い回復をみんなで支えます。
2020年8月号 200号特集
「水戸黄門まつり」
撮影 小峯幹夫
60回目を迎えるはずだった、水戸の夏の風物詩「黄門まつり」も、新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止を余儀なくされました。水戸市の一大イベントだっただけに残念でなりません。
水戸の街もシャッター通りが増えて閑散となって久しいです。
もちろん一過性のイベント開催だけでは何の解決にもなりませんが、その華やいだ賑わいさえもコロナは奪ってしまいました。
年に数回、私のつたない写真を掲載してくださってる『月刊まなぶ』編集部には感謝しかありません。
200号発刊を心からお慶び申し上げます。
おめでとうございます。
(写真は昨年第59回の黄門まつりの一コマです)
2020年8月号 200号特集
「働く者の連帯感」
撮影 坂尾 正純
『月刊まなぶ』200号おめでとうございます。これまで読者の気持が和むような写真をと思いつつ、選んで投稿して来ました。今回は記念号です。去年の9月16日、代々木公園で「さよなら原発全国集会」が開催されました。その後の渋谷駅までのデモ行進中に撮影したものです。カメラを構えて立ち止まった、ほんの一瞬ですが旅行者たちと国を越えた連帯を感じました。今後は国際的にも、ますますのご発展を心より祈願いたします。
2020年8月号 200号特集
「「アンコールワットから昇る朝日」(カンボジア)」
撮影 寺下 幸男
2004年『月刊まなぶ』が発刊されたのを機に、学習会を再開させて今年5月で163回16年となります。
私は1974年第15期「労働大学神戸分校」を受講し、貧困の原因が資本主義社会の仕組みにあることを学び、「まなぶ」の購読と共に、45年間「労働大学神戸講座」に毎年受講し続けています。
 川崎重工での人減らし合理化や、賃金差別是正の闘い等の支えは「まなぶ」でした。
今後も「学習一生」を「楽しいが一番」で、仲間と共に追求し続けます。
2020年8月号 200号特集
「ハヤブサ」(幼鳥)
撮影  佐々木 治仁
発刊200号おめでとうございます。
また、第200号に写真掲載させていただきありがとうございます。
8月号ということで、昨年8月頃撮影した写真の中からピックアップしました。
昨年生まれたハヤブサがセミを捕らえた写真です。
鳥を狙うのですが、狩りに失敗し、比較的捕らえやすいセミを捕っていました。
順調に成長していれば、今頃、一流のハンターになっていると思います。
2020年7月号
孫」
撮影 小峯幹夫
「なんでこんなに、可愛いのかよ 孫という名の 宝もの
じいちゃんあんたに そっくりだよと
人に言われりゃ 嬉しくなって
下がる目じりが 下がる目じりが えびす顔」
(大泉逸郎)

孫も3人、三姉妹。写真の孫は5歳になりました。
2020年6月号
大 波
撮影 坂尾正純

新型コロナウイルスによる感染症の世界的な大流行、パンデミックが急速に拡大しています。日本では、産業の空洞化や小さい政府を進めた新自由主義政権の矛盾が医療崩壊の危機にまで進み、さらなる労働者階級の犠牲へ転化されています。これは俯瞰して見た波に自然の驚異を感じて写しました。時化は収まりますが、この先、本当の収束は労働者が主人公の社会になることだと思います。

2020年5月号
ナイアガラの滝(アメリカ・カナダ)
撮影 寺下 幸男

ナイアガラの滝はカナダのオンタリオ州とアメリカのニューヨーク州の国境沿いに位置し、北アメリカ大陸の中で最も規模の大きい滝です。 このナイアガラの滝という名称は、ネイティブ・アメリカンが広大な滝を見て、「ニアガル」=「雷轟く水」と呼んでいたことに由来しています。カナダ滝(ホースシュー滝)、アメリカ滝、ブライダルベール滝という3の滝の総称です。
南アメリカ大陸のアルゼンチンとブラジルにまたがるイグアスの滝、アフリカ大陸のジンバブエとザンビアにまたがるヴィクトリアの滝と合わせて、世界三大瀑布の一つと言われています。どの滝も国境の役割を果たしています。

2020年4月号
晴海埠頭界隈
撮影 池内康宏

 県協連全国運営委員会に参加するようになり、中央区晴海の「ほっとプラザはるみ」に行くようになりました。そこは海に面し、開放感のある場所でした。でも多分前からオリンピックのためにそうであったのでしょうか。
 写真は17年3月(上)と19年7月(下)のもので、晴海客船ターミナルやレインボーブリッジが見えていましたが、今はもう見えません。味気ないオリンピック選手村のマンション群が立ち並んでいます。

2020年3月号
沖縄の牛乳パック
撮影 福田健二

このお正月、家族で沖縄旅行をした。バスガイドが言ったことだが、牛乳パックがアメリカに統治されていた当時の名残で、1ガロン(3.7854l)の4分の1だという。さっそくスーパーマーケットに行って確かめた。森永946ml、明治900mlだった。

2020年2月号

解体工事現場
撮影 小峯幹夫

まだまだ猛烈な暑さが残っていた昨年の9月初旬。男は仕事の手を休め、一服つけるのだろうか、暑さで眼が虚ろの様に感じられた。更地にされた一帯には巨大建造物が建つという。


2020年1月号

「トンネルを抜けて」
撮影 坂尾正純

暗いトンネルを進むと光輝く出口が見えました。しかし、その先にはまた入口が待っています。これを繰り返すこと数度の道は今後を暗示するようでもあり、一歩一歩進んで行くことが楽しくもありました。群馬県安中市にある、信越本線アプト式鉄道時代の廃線跡を利用した遊歩道「アプトの道」を歩いたときの一枚です。


2019年12月号

「イグアスの滝」
(ブラジル)
撮影 寺下幸男

ブラジルとアルゼンチンにまたがるイグアスの滝は、北米のナイアガラの滝、アフリカのヴィクトリアの滝と並び、世界三大瀑布に数えられています。それぞれの滝に魅力がありますが、スケールの大きさ、ダイナミックな滝の迫力は他の2つの滝とはケタ違い! イグアスの滝は大小275の滝があり、最大落差約80メートル、滝幅はなんと約4キロ。先住民の言葉で「大いなる水」を意味するイグアスの滝はその名の通り、毎秒65,000トンという想像もつかないような大量の水を放出しています。さらに驚きなのが、イグアスの滝国立公園の広さ。ブラジル側が185,000ヘクタール、アルゼンチン側が65,000ヘクタールで合わせて東京都とほぼ同じくらいの広大な面積なのです! 国立公園は両国とも世界遺産に登録され、滝だけでなく周りのジャングルでは、動物、植物などアマゾンの豊かな自然を観察することができます。


2019年10月号

「ノスリ」
撮影 佐々木治仁

秋の鷹の渡りで日本に入って来る鷹(ノスリ)です。

渡りのコースとなる鳴門山では、渡りの時期には、ノスリの飛翔を沢山観察することができます。


2019年10月号

「もう一つのメーデー」
撮影 福田健二

5月1日、日比谷メーデーが新橋で解散した後、もう一つのメーデーがあった。東部労組が主催したものだが、京成上野駅近辺で「ユナイテッド航空」による組合差別、国籍差別、不当解雇に対する抗議と、乗務員を職場に返せ、と支援者とともに小さな抗議集会が行われた。場所を移し、メトロ本社前(写真)では、「メトロコマース支部」の仲間とともに、非正規労働者への差別を止めろ、と10年来変わらぬ会社側の姿勢を抗議した。そして、すでに退職した非正規労働者にも遡って差額を支払えと、「要求書」を突き付けた。
いずれも組合員が数人の組合である。人が集まったのを機に、呼びかけに応じたものである。「まなぶの仲間」の姿も散見された。

2019年9月号

思ひ出
撮影 小峯幹夫

私の実家は昭和30年代、質店を営んでおりました。現在の、女性でも気軽に入れるそれではなくて、質入れの人は回りをキョロキョロ見回してサッと入って来ました。そのため、わが家の質店の入り口も自宅から少し入った奥まったところにありました。写っているのは昭和35年ころの正月を迎えた小峯家の一枚です。

2019年8月号

残された
 1
ドル紙幣

撮影 坂尾正純

この1ドル紙幣に書かれた文字は、沖縄の米軍専用バーで戦地に赴く米兵が書いたものです。そこには、生きて又ここに戻りたいという想いが込められているそうです。そう言われて見直すと、その様な気持が表れているようにも思えます。しかし、これが残っているということは、兵士たちは生きて戻れたのでしょうか?

2019年7月号

コルコバードの丘 キリスト像
撮影 寺下 幸男

「コルコバードの丘」(標高710m)の頂上には、ブラジル独立100周年を記念して1931年に建てられた巨大なキリスト像がそびえ立ち、リオデジャネイロのシンボルとなっています。
「リオデジャネイロ」には「キリストの神様が見守る街」という意味があり、リオの街を一望できる丘の頂に立つ「コルコバードのキリスト像」は、人々の信仰の象徴でもあります。
高さは30メートル!広げた両手の渡り幅は28メートル、さらに台座だけでも8メートル、さらに重さは635トンという超ビッグなスケールで圧倒します。
丘の上から眺める青く輝く海岸線とグアナバラ湾、リオデジャネイロの街並み、そびえ立つ巨大な岩山の緑が融合した絶景は、2012年に世界遺産に登録されました。

2019年6月号

「火の鳥」
撮影 佐々木 治仁

アカショウビンは、毎年4月以降、日本に入って来て子育てを行い秋に渡っていく鳥です。
キョロロロローっと独特の鳴き声で、この鳴き声を聴きたい、撮影したい一心で、毎年時期が来れば山奥へ探鳥に出かけます。
しかし、撮影はとても難しいです(一部地域では、簡単に撮影できる場所あり)。
姿や鳴き声など、とても魅力的な野鳥です。

2019年5月号

「メトロコマース」
撮影 福田 健二

メトロコマース支部の控訴審は負けた。2月22日の東京高裁判決は、正規・非正規の別なく差別を禁じる労契法二〇条を無視する不当なものだった。後呂委員長の怒り心頭は頂点に達していた。その後、記者会見、報告集会が行われ、即上告する決意表明がされた。闘う人は明るいものだ。悔しさの中にも楽天的、逆に励まされる。皆に勇気を与える力を持っている。 次の日の新聞は「非正規に退職金初認定」の記事が踊った。全国二千万の非正規にも退職金の希望を持たせるものとなったからだ。高裁の判断だ、しかも東京だ。闘いは思わぬ展開をもたらした。

2019年4月号

誌上初めて?本人登場(;^ω^)
撮影 小峯幹夫

 

広島カープファン歴、45年。もちろん今年もセ界(セントラルリーグ)優勝、四連覇!目指すは35年ぶりの日本一!巨人、阪神目ではない(笑)。

映画もたくさん観たいです。最近観た韓国映画「1987 ある闘いの真実」は超おすすめです。

2019年3月号

「闘う笑顔」
撮影 坂尾 正純

 同じ友の会で、福島県出身の仲間です。さよなら原発集会に参加して、いつもの笑顔とは又違って見えたので選びました。福島県双葉郡楢葉町に住み、福島第一原発の事故で避難を余儀なくされた兄がいると聞いています。そのような怒りを胸に秘めているからこその笑顔だと思いました。

2019年2月号

「自由の女神像」
(ニューヨーク・リバティ島)


撮影 寺下 幸男

 ニューヨーク湾に浮かぶリバティ島に立つ巨大な女神像。アメリカ合衆国の誕生 100年およびアメリカとフランス両国の変わらぬ友好を記念し、1886年フランスから寄贈された.
 左手にはアメリカ合衆国の独立記念日である「177674日」とフランス革命勃発の日である「1789714日」と書かれた銘板を持っている。
 右手にはたいまつ、足元には引きちぎられた鎖と足かせがあり自由平等を象徴している。
 7つの大陸と7つの海に「世界に自由が広まる」という意味で、女神がかぶっている冠に7つの突起がある

像の高さは約46メートルで、台を含めると93メートルに達する。


2019年1月号

カワセミ
撮影 佐々木 治仁

カワセミの美しさ、豪快な餌取りに魅せられて夢中で撮影しました。
最初は、カワセミに近づき解像度の高い写真を撮影したいと試行錯誤しながら、その後、餌取りや飛翔を撮影するため、カメラ設定や撮影方法など色々と勉強したり試したりしました。
今は、鷹やハヤブサなど猛禽類を追いかけることが多くなりましたが、これからも野鳥にストレスを与えないよう注意しながら、カワセミの最高に美しい一瞬を撮影できるよう腕を磨いていきたいと思います。

2018年12月号

NO!原発」


撮影  福田健二 

いのちをつなぎ くらしを守れ フクシマと共に。
9・17 さよなら原発全国集会が代々木公園で開催された。
多くの著名人の呼掛けで北海道から沖縄から、労働組合・市民団体、社民・新社会党など多くの人たちが参加した。
その後は、原宿・渋谷コースのデモが行われた。「まなぶ」の仲間も多く参加していて、実行委員として活躍していた人たちもいた。

2018年11月号

脱原発金曜日行動の面々


撮影 小峯 幹夫

雨の日でもカンカン照りの猛暑や真冬の雪の日も、負けず、腐らず。20127月から「東海第二は廃炉」を訴え続けて6年が過ぎました。それぞれの顔にも歳月という〝 シワ 〟も刻まれて来たが、表情はご覧の通り明るい。ユーモアのセンスを持ち、とにかく愉快で悲壮感など微塵も感じさせない。

これからが正念場だ。

2018年10月号

「アオザイの少女

撮影 坂尾 正純

現在、宗谷岬から那覇市まで日本縦断徒歩の旅を続けている元戦場カメラマン石川文洋さんと行く!カンボジア&ベトナムの旅に参加し、最終日にホーチミン市のアオザイミュージアムに行きました。その展示室へ向かう庭で出会った少女の写真です。パッと見て、等身大の写真から抜け出て来たように見えて写しました。

2018年9月号

「ナスカの地上絵(ペルー)

ハチドリ

撮影 寺下幸男

退職前記念旅行で妻と南米ツアーに参加した時に、セスナに乗り上空から撮影。手、クモ、サル、花、コンドル、トカゲ、木、クジラ、オウム等、を見る事が出来て感動しました。

果てしなく続くペルー南部の乾燥地帯に描かれた謎の地上絵。約800年にわたって栄えたナスカ文化の時代に描かれたらしいこれらの絵は、直線や幾何学図形、動物、魚、虫、植物などさまざまで、上空からでなければ分からない巨大な絵を残した理由は、未だに解明されていません。

歴史、文化、ミステリー、ロマン、当時UFOが飛び回っていたのではと信じてしまいました。

2018年8月号

「ハヤブサ」

撮影 佐々木 治仁

ハヤブサが獲物を捕らえて飛翔しているところです。

ハヤブサは、見晴らしの良い高い場所にとまり獲物を探します。獲物を見つけると、タイミングを計り、勢いよく飛び出し、水平飛翔から、体勢を反転し、一気に急降下して獲物に襲い掛かります。
ハヤブサの急降下時のスピードは、時速300kmを超えると言われています。

目前で、ハヤブサの狩りを見ると、急降下時は、空気を切り裂く音が聞こえます。この瞬間を撮影したいのですが、失敗ばかりです。

2018年7月号

「百日紅」

撮影 永野 勝海

さいたま市の清水公園に百日紅の花が咲いていました。花が美しく、耐病性もあり、必要以上に大きくならないため、しばしば好んで庭や公園などに植えられます。

 猿が登ろうとしても、滑ってしまうということで、猿滑と表記することもありますが、実際には猿は滑ることなく簡単に上ってしまいます。

2018年6月号

「姪っ子のウエディング」

撮影 小峯幹夫

早くに父親を亡くし、苦労して大学まで進学、やがて病院の事務系に就職しました。そこで生涯のパートナーと出逢います。私たちのテーブルには満面の笑みの父親の遺影が飾られておりました・・・おめでとう。

2018年5月号

「雪の集会」


撮影 坂尾正純

家を出るときは小雨で、雪など降るわけがない・・と出かけた3.21さようなら原発全国集会。何かないかと、うろうろ歩いて見つけた珍しいカサ。写していると、「北海道から来ました。こんな雪は何でもない!」と演壇から大きな声が聞こえてきました。そうだ雪を撮りに来たわけではないのだと思い出し、定位置に戻りました。

2018年4月号

「マチュピチュ遺跡」


撮影 寺下 幸男

 Machu Picchu」と呼ばれるこの遺跡は、「老いた峰(Old Peak)を意味する。

1983年に自然遺産と文化遺産の複合遺産に指定された「マチュピチュ遺跡」は、南米ペルーアンデス山脈の尾根(標高2,430m)に位置するインカ帝国の遺跡で、「空中都市」や「インカの失われた都市」などと呼ばれています。ペルーの首都クスコから北西に114㎞離れた土地にあり、600mも切り立った断崖の上に5㎞2にもわたって遺跡が広がっています。

何故このような高地の断崖絶壁に都市を築いたのか詳しいことはわかっておらず、マチュピチュは新・世界の七不思議のひとつにもなっています。

2018年2月号

「仁王門」

撮影 佐々木 治仁

 1月中旬、山頂の小さな池で、オシドリが10羽ほど居るのを発見しました。ここは、標高1000mほどの場所であり、池の3分の1は凍っています。オシドリは、池に近づく自動車に警戒したのか、少し隠れましたが、自動車のエンジンを切りしばらく静かに待つと、姿を現してくれました。

自動車の窓からカメラをそっと出して撮影すると、警戒心の強いオシドリですが、比較的近距離で、丘に上がりリラックスする姿を撮影できました。

2018年2月号

「仁王門」


撮影 永野 勝海

千葉県野田市にある清水公園内に滋光山金乗院があります。その参道の入り口に建つ仁王門です。300年前に建立されました。1998年8月に全面修復され、建立された時と同じようにニカワの丹塗りが再現されています。

2018年1月号

「フェンスの中の世界」


撮影 小峯 幹夫

老朽化した県営アパートが取り壊され、荒れ野にも秋の訪れが。

立入りを阻むフェンスが、今の日本を暗示している様で思わず、ワンちゃんの散歩の足を止めてパチリ。

2017年12月号

「ダム工事」


撮影 坂尾正純

栃木県日光市川俣にある高さ117m、アーチダムとしては日本一縦長の川俣ダム。ダムそのものよりも、11月の美しい紅葉の中で、このような危険と紙一重の職場で働く労働者に感動しました。

2017年11月号

「袋田の滝」茨城県大子町


撮影 寺下 幸男

日本三名瀑のひとつに数えられる「袋田の滝」。高さ120m・幅73mの大きさを誇ります。大岸壁を四段に流れることから、別名「四度の滝」とも呼ばれ、その昔西行法師が訪れた際、「四季に一度ずつ来てみなければ本当の良さはわからない」と絶賛したことからとも言われます。

2017年10月号
「渓流の貴公子・カワセミ」

撮影 佐々木 治仁

穏やかそうな表情のカワセミですが、とても警戒心が強く、カーブミラーに写る自分の姿を見て、威嚇をしています。この後に、カーブミラーの中の自分に突撃し、アスファルトの道路に落ちてしまいました。撮影者はカワセミが起きる前、まだ暗いうちにポイントに何日も通い、息を潜めて撮った一枚です。

2017年9月号
「 蓮 」
      撮影 永井 勝海

今はもう咲き終わっているでしょうが、蓮の開花は7~8月です。早朝に咲いて昼頃には閉じます。果実の皮はとても厚く、土の中で発芽能力を長い間保持することができます。ご存知かと思いますが、2000年前の弥生時代の実を発芽させた大賀蓮が有名です。
2017年8月号
「湖畔」      撮影 小峯 幹夫

まなぶ友の会第22回全国交流集会が、5月20日・21日に神奈川県箱根町で開催されました。早朝、芦ノ湖周辺を散策し「みどりの風」を思い切り吸い込みました。

2017年7月号
「岩を包む樹」

撮影 坂尾 正純

福島県耶麻郡猪苗代町の安達太良山系にある達沢不動滝に行く山道での風景です。雨垂れ石を穿つといいますが、この樹と石は何年かかってこうなったのだろうか? 凝縮された時間が現れていると思いました




樹齢:3000年以上 根回り:30m 樹高:60m
北杉・南杉 別名:夫婦杉
*左下の人間と比べるとその巨大さが判る

2017年6月号
特別天然記念物
「日本一の杉ノ大杉」


撮影 寺下 幸男

 

 高知県長岡郡大豊町の八坂神社境内に生育しているスギの巨木である。推定樹齢は3000年以上といわれ、1952年には国の特別天然記念物に指定された。根本で「北大スギ」と「南大スギ」に分かれており、神社にみられる木としては、日本最大のものとされ、古来から信仰の対象となっていた。著名人の参拝記録が多く、幕末には山内容堂や坂本竜馬もこの木を訪れている。


2017年5月号

「アウシュビッツへの鉄路」

撮影 香川 千秋

 

1933年、ナチスは一党独裁を確立した。各国は自国の領土拡大に奔走しており、ナチスはユダヤ人、障害者等の殺害の目的で1940年アウシュビッツへ強制移送を開始した。施設にはトラック・鉄道で送られて来た人を選別したそうです。働ける人と働けない人の、人生を決めた大事な場所です

2017年4月号「甲羅干し」


撮影 永野 勝海

 

旧古河庭園の池でカメがノンビリと甲羅干しをしていました。

現代社会において、日々長時間・過重労働に追いまくられている労働者を思うと、

このカメのようにノンビリ(カメにすれば決してノンビリしているわけではないかも知れませんが)できる社会を一刻も早く作らねばと考えてしまいました。

2017年3月号「桜坂劇場」

撮影 小峯 幹夫

  那覇市の国際通りからチョッと入ったところに、「桜坂劇場」はありました。 沖縄を訪れたら一度は入って見たかった〝 小屋 〟です。

渋谷あたりにもこんな構えの映画館はあります。しかし、ここの飲食店コーナーは「人種のサラダボウル」でした。

お目当ての映画は、キネマ旬報ベストテンの一位にも選出された『この世界の片隅に』です。

2017年2月号「渚」
        撮影 坂尾 正純

銚子市、犬吠埼灯台の眼下に君ヶ浜という砂浜があります。

モヤがかかった幻想的な渚に、海坊主がいくつも頭を出しているようで面白く思いました。
 実は、自然の力で、いくつものテトラポッドが沈みつつある絵です。

2017年1月号「壇上伽藍」
撮影 福田 純子

 

青空に浮き立つお堂、高野山金剛峯寺内の「壇上伽藍」です。和歌山県北東部紀伊山地に属する山、海抜985mです。

816(弘仁7)年に弘法大師(空海)がこの「壇上伽藍」を建立したのがはじまりで、山上の金剛峯寺を総本山とする真言宗の霊場として今も大勢が参拝しています。

高野豆腐、高野槙、高野紙は、世に知られていますね。

2016年12月号
天然記念物
阿波の土柱・波濤嶽
(はとうがだけ)
撮影 寺下 幸男

第21回労働大学まなぶ友の会の全国交流集会に参加の後、「阿波の土柱」を見に行きました。「阿波の土柱・波濤嶽(はとうがだけ)」は130万年前の氷河時代に堆積した扇状地がその後隆起し、風雨の浸蝕作用を受けて、形状された、世界的にも稀少な特殊地形です。
 波濤嶽は1934年5月1日、国の天然記念物に指定されました。 アメリカのロッキー、イタリアのチロルに見られる土柱と並んで、「世界三大奇勝」と称されています。

2016年11月号「ミサゴ」

撮影 佐々木治仁

  同僚が香川県で撮った一枚です。ミサゴはワシやタカと同じ猛禽類です。特徴としてホバリングをして魚を狙い、急降下して鋭いくちばしと爪をくいこませて獲物を獲ります。ミサゴという風格があり綺麗な鳥の存在を知りませんでした。しかし英名の「オスプレイ」ならみなさんよくご存じだと思います。

2016年10月号「旧古河庭園」
撮影 永野 勝海

東京都北区にある都立庭園です。足尾鉱毒事件で有名な古河財閥の3代目当主、虎之助によって1917年に写真の西洋館と写真には写っていませんが、庭園が造られました。この洋館はイギリスの建築家、ジョサイア・コンドルにより設計されたものです。また、庭園は洋風庭園と日本庭園があり、とくに洋風庭園のバラが見事です。

2016年9月号「安全地帯」

撮影 坂尾 正純 

ある時化の日、風が止んできた頃を見計らって外にでると、港の防波堤には沢山のカモメが避難していました。その姿を見ると、自分たち人間の行動とも重なって見えました。カモメが飛び立つかどうか、ギリギリのところまで近づいて写した一枚です。

2016年8月号「緑のカーテン(ゴーヤ)」


 撮影 福田 純子
 涼を求めて窓際に植えています。プランターで良く育っています。緑の葉っぱのカーテンを作ってくれ、まさに「エコ生活」の一つです。巻きひげがネットに巻き付いて成長します。ひとつの株に雌花と雄花が咲き、雌花に実がなります。普通未熟の時、収穫し、苦味のある時、食用にします。熟した果実ははぜて赤色の果肉を見せます。食すと甘いそうです。この冊子が発行される頃には、きっと、収穫できる程に実っていることでしょう。

2016年7月号「臨海部で見た、富士山」 

撮影 池内 康宏

 昔は、当然のこと関東平野のあちこちから、富士山が見えていたと思います。町名になごりがありますよね(板橋区・中野区など)。でも近年は、高層ビルがにょきにょきと建って、なかなかそのお姿を拝見出来ません。

 この写真は、2014年5月17日、中央区晴海で撮れました。年に何回か東京には出かけますが、平地から富士山が見えたのは初めて(行き帰りの飛行機では、見下ろしている)です。よほど空気が澄んでいたのでしょうか。手前のビル群は品川区です。その向うというか、直ぐそばにどっかと、そそり立っています。やはり富士山は日本一のお山です。

2016年6月号「梅雨空に咲く」

撮影 永野 勝海

 

6月と言えば梅雨の季節です。うっとうしい梅雨空の下、気分を和ませてくれるのがアジサイです。関東では鎌倉の明月院などが有名ですが、自宅で花を愛でている人も多いのではないでしょうか。

2016年5月号「日立風流物」      撮影 小峯 幹夫

 私の故郷、茨城県日立市に1695年(元禄8年)から伝わる、高さ15m、重量5tの巨大なからくり式の山車(だし)で、山車の中には約10名の囃子方(はやし方)や約30名のからくり人形の操り方(作者)が乗り込み、勇壮な時代絵巻を演出します。国の重要有形・無形民俗文化財、ユネスコ無形文化遺産でもあります。毎年4月の「日立さくらまつり」で披露されます。


2016年4月号「春の訪れ」      撮影 坂尾 正純

 近所の公園で美しいアゲハ蝶を見つけました。飛ばないうちにと急ぎ写し始めましたが、なぜか近づいても動きません。よく見ると羽化が終わったばかりのようです。蛹から蝶になっても、太陽の光りをたっぷり浴びて温まらないと飛べないのかと思うと、自然の一部の人間も同じなんだろうなと思いました。