労働大学まなぶ友の会


第28回県協連総会の概要と全体集約
A4で印刷できますPDFファイル

労働大学まなぶ友の会全国県協連絡会議

副会長 吉田 英和

11月18日から19日にかけて18県協20人の県代表者、傍聴者として17人が参加し、のべ22人の発言で、22年度総括および23年度方針を補強していただきました。皆さんの発言の中から私が掴んだものを紹介し、最後に集約をします。
西部県協:田口さん
地下鉄OB会を立ち上げ、168回の「地下鉄まなぶ交流会」を行った。コロナで停滞したが世話人会を開催しOB会のレクまでこぎつけた。OB会42人からまなぶ誌拡大につなげていきたい。
埼玉県協:矢島さん
埼玉県協は15友の会44人の会員、現在165部を扱っているが7部減となった。浮き部数の問題が如実に表れている。第一学習会を支えあう討論で闘いの砦にしていきたい。そのためには共通するテーマである健康の見直しのメモ化によって会員間で共有する。目的をはっきりさせる必要がある。久しぶりに二日間で行われる第29回全国交流集会を受け入れる関東ブロックとして楽しみにしている。
中部県協:古城さん
友の会の仲間づくりは、仲間の話を受け止めることであることを学んだ。ズレや温度差は討論をすることで理解できる。6ブロック問題について、3ブロックへの県協連の働きかけは成果。
北部県協:景山さん
北部県協家族交流会に娘を誘った。これまで発作的で義務的な声掛け程度だったが、自分がやってきた友の会の仲間とも交流をしてほしいと誘い、二人の娘と孫二人が参加してくれた。病気を患う夫の問題を家族で乗り越えるために、目指す方向が娘たちと一致したように思う。夢は娘たちと第一学習会に参加すること。
南部県協:渡邊さん
鎌田同志の死は無念。南部県協は「報告連絡相談のホウレンソウ」の強化が課題である。連絡次第で組織は無くなる。
東部県協:芳賀さん
参加者に合わせて第一学習会の時間を設定している。連絡は前日に行う。亡くなった会員の家族を中心に家族ぐるみ交流会復活していく。協力して参加できていない仲間にかかわっている。「夫が作る本」であること、自分の記事が載った本を渡して有料化できた。やはり声掛け!近くにいる人に!
高知県経;松岡さん
四国ブロック女性講座に高知から4人が参加した。4人を核に女性活動強化につなげていきたい。
香川県協:三木さん
 河西姉妹と事務局長になった井角清さんの成長は大きな成果。拡大誌を渡して8年、やっと拡大できた。拡大に向けて月に4・5回訪問する。少しでも会って話をしたい。継続が力だ。
徳島県協:大西さん
 友の会員を拡大し嬉し泣きをした。社青同の班会に責任を持って入り、両輪となった運動を進め、会員拡大につなげていきたい。
東部県協:柳沢さん
 コロナが終息していない状況の中でも、各友の会が第一学習会を継続開催できたことは大きな成果。会員を辞めたから付き合いを無くすのはでなく、三カ月に一回程度、様子を見に行く努力を続けている学習会がある。人間的な絆、信頼関係の継続。友の会運動を継続していくことが闘い。
中部県協:中村さん
 どういうまなぶ講演会にしていこうか仲間と議論をする。やり続けられていることは成果。会員全員が退職者となった。月1回集まり目的意識的に交流をしている。広い範囲での五人組、職場の仲間たちとの交流は力になっている。
茨城県協:小峯さん
 市民運動、政治闘争を行うことにより拡大に繋がっている。読者との心のつながりを重視。アンテナは高く拡大誌を活用して働きかけを行っている。「展望は取り組み次第」だ。
埼玉県協:小林さん
 有休をとって昼間に第一学習会。古典を学んでいる。93歳の会員も拡大に向けて現役教員とのかかわりを求めている。岸さんが専従になり、メモ化したもので働き方が見えてきた。支える体制を取っていく。新たな学習会づくりは課題である。
徳島県協:高開さん
 30代の元職場の仲間とまなぶ学習会を行っている。教えてやる学習会になっていたのではないか。徳島県協では新しい友の会が誕生した。同盟員、党員であったため、信頼関係を積み上げてきたが、最後は県協四役総がかりでオルグしようとなり友の会の誕生となった。
千葉県協:秋島さん
 菊地さんが県協会長を担ってくれることになった。任務が人を変えたように能力を発揮している。なんとなくの活動、退職してからまなぶの必要性を失っていたのかもしれない。目標・目的を持っていくために友の会は必要。
千葉県協:菊地さん
 昨年12月に県協会長になった。小林組織担当が四役会議に入ってくれたことが大きい。コロナ禍でも四役会、取組みは継続できた。『月刊まなぶ』は他にないテキスト。お互いが学びあうことが大事。



 

第27回県協連総会の概要と全体集約

労働大学まなぶ友の会全国県協連絡会議
事務局長 高原 敏朗 

総会の概要
 22年の第27回県協連総会は、未だコロナ感染が終息していない中ではありましたが、3年ぶりに全国から結集頂き対面による総会を開くことが出来ました。全国から結集された代表者、傍聴者の皆さん、大変お世話さまでした。それでは、第27回県協連総会の概要を下記に記します。
最初に特別報告として、JAL争議を粘り強くたたかう鈴木圭子さんから闘争報告を頂きました。改めて会社の不当な解雇に抗議するとともに、JAL争議の一日も早い解決を望むものです。ついては、12月8日JHU労組総決起集会が東京都文京区民センターで開催されるということですので多くの方々の参加をお願いする次第です。

 さて、県協連総会は、
司会進行=三宅敏之副会長
議長=四役・奥山信義次長
   県代・大西達紀県協代表
にお願いし議事を進行いただきました。
まず、高原県協連事務局長から日程説明、総会運営委選出をお諮りし、了承を得ました。
 次は、須藤行彦県協連会長から「本総会の意義と課題」の提案し、更に今年の11月までに道半ばで亡くなられた物故会員の方を紹介し、心からの哀悼に意を表して黙とうを捧げました。ご冥福をお祈り申し上げます。
① 高知県協・岡崎国昭(おかざき くにあき)様・76歳
② 東京南部県協・木村利夫(きむら としお)様・69歳
次に県協代表者、傍聴者に皆さんから、議案を豊富化した一年間の運動の総括した発言を頂きました。19日=9名、20日=13名、計22名から頑張りを示す、貴重な活動報告でした。心から感謝申し上げます。

19日=以下9名
① 東京南部県協・
② 東京南部県協・
③ 東京中部県協・
④ 関東埼玉県協・
⑤ 関東茨城県協・
⑥ 近畿兵庫県協・
⑦ 四国香川県協・
⑧ 四国徳島県協・
⑨ 関東神奈川再建・
20日=以下13名
① 東京北部県協・
② 東京西部県協・
③ 東京東部県協・
④ 東京中部県協・
⑤ 四国徳島県協・
⑥ 四国高知県協・
⑦ 関東埼玉県協・
⑧ 関東埼玉県協・
⑨ 関東山梨県協・
⑩ 関東埼玉県協・
⑪ 関東群馬県協・
⑫ 四国徳島県協・
⑬ 東京北部県協・
 今年、一年間もズームオンライン会議で機関会議は行ってきましたが、各ブロック、各県協、各友の会でも創意工夫してズームやラインで相互交流を図り、大衆学習運動を止めることなく、展開して頂きました。本当にありがとうございました。そして昨日からの総会が対面で開くことができました。
 皆さんの発言をお聞きして以下、全体集約とします。なお、当日は私事ですみませんが、体調不良で満足のいく集約ができませんでした。大変失礼しましたが、改めて思い起こし以下に報告します。

 全国仲間の頑張りにまなぶ
 第1は、コロナウイルス感染が終息しない中ではありましたが、須藤行彦会長の挨拶にもありましたようにこの全国総会に参加頂き心から感謝申し上げる次第です。
 皆さんの発言をお聞きして以下、全体集約に代えます。
 第1は、19日9名、20日13名、計22名の県代、傍聴、役員の皆様方からご報告頂きました。どの方からも、コロナ禍の中、第一学習会を砦に、大衆学習運動を展開し、職場生産点の闘いと仲間づくりを地道に進めている報告、また多くの仲間が職場を離れても、元職の仲間と共に、大衆学習運動を展開してきた報告を頂きました。
 第2には、この3年間、機関会議はほぼオンライン会議で開催して、全国の仲間の健闘を確認し合えたことです。これが、今、対面での全国総会成功の鍵をなりました。
 第3は、発言からうかがえる成果と運動を進めるうえで何が必要なのかという具体的な確信を掴んでいたことでした。
それは、とりも直さず、「四つの課題を三つにまなぶ」大衆学習運動が、人間らしく働き続け、生き続けるうえでなくてはならない運動であることの確信でした。
それは、運動を止めない、止めてはならないと、この3年間、学習と相互討論、仲間づくり、団結づくりを追求してきた素晴らしい報告から読み取れたことです。つまり、自分ひとりでは困難と思えることでも、仲間の支え合い、家族の支え合いがあれば、何とか頑張れるんだと、いう確信を生んだということです。
第4は、単位友の会の第一学習会、内外の五人組運動、家族ぐるみの運動を積み上げ、『月刊まなぶ』3000部到達運動をどう積み上げてきたのかということです。全国的は、減部傾向を脱却できない県協がある中、拡大を果たしてきた山梨県協のO・Hさんの報告、東京東部協のH・Eさんの報告に学ぶことができました。
第5は、今総会には、健康が優れずに参加できませんでしたが、福岡県協の川野房雄さんが言っていましたが、「運動の基礎は家族ぐるみの団結づくりだ!」という中身です。それは一番身近な仲間は家族だ、妻、夫、子らとの日常の話し合いの継続で、家庭の中に現れている矛盾、許せない要求を共通認識にして、社会を変える、職場を変える力にどう転化していくのかという課題です。それには、家族も同志として、共通の敵に立ち向かっていくための団結が必要だ、ということでした。
最後は、長年の懸案事項である組織問題、6ブロック統一に向けた努力ですが、三宅副会長のご尽力にも関わらず、3ブロックの保田さんとの話し合いは今年も進展を見せませんでした。しかし、今後の克服する課題として、これからも粘り強く、働きかけていくことが報告され、毎年言い続けてきた階級戦に勝ちぬくには、6ブロックの統一は欠かせない課題です。県協連は、これからも「条件をつけない」で、交流の再開をしたい、と臨んでいきます。
 以上、6点を挙げて、全体集約とします。


  
第26回県協連総会の概要と全体集約
                   2021年11月20日
                県協連事務局長 高原 敏朗


 総会の概要
 20年の11月はコロナ感染拡大で、21年3月6日に延期しての第25回県協連総会でした。石塚春樹さんにサポート頂き、ズームオンライン総会でした。労働大学総会も1ヵ月延期の4月25日の開催でした。なお、5月開催を予定していた全国交流集会も中止せざるを得ない状況でした。
 それでは、第26回県協連総会の概要を下記に記します。
司会進行=奥山信義副会長
議長=四役・高井豊治次長
   県代・佐久間和俊東京東部県協代表
にお願いし議事を進行いただきました。
まず、高原県協連事務局長から日程説明、総会運営委を設置しないことの了承を受けていることをお諮りし、了承を得ました。
 次は、須藤行彦県協連会長から「本総会の意義と課題」の提案、次に3月20日以降、今日までに亡くなられた物故会員を紹介し、心からの哀悼に意を表して黙とうを捧げました。
① 東京南部県協・松本幸男(まつもと ゆきお)様・89歳
② 茨城県協・飯村絹代(いいむら きぬよ)様・69歳
③ 徳島県協・紅露伸和(こうろ のぶかず)様・46歳
次は、予定されていた方々の発言者です。
九州ブロック=無し
四国ブロック=4名
香川県協
徳島県協
徳島県協
高知県協
東京ブロック=6名
東京東部県協
東京西部県協
東京南部県協
東京北部県協
東京中部県協
東京三多摩県協
関東ブロック=6名
群馬県協
茨城県協
埼玉県協
千葉県協
山梨県協
女性代表
フリー討論=3名
東京東部県協
徳島県協
山梨県協
以上、総勢、14県協19名から発言を賜りました。

全体集約
皆さんの発言をお聞きして以下、全体集約とします。まず、3月20日から11月20日まで8ヵ月間、コロナウイルス感染が収束せず、今回もオンライン総会になりましたが、全国役員、県代表者、傍聴者の皆さん、本日はありがとうございました。
第1は、このズームオンライン総会の成功は、過度のコロナを恐れることなく、資本の攻撃にさらされても、負けることなく全国の友の会員が頑張ってきたことを、まず確認したいと思います。しかし、コロナ感染は完全には終息していません。健康問題を抱えている方が多いことも判明した今、コロナ感染の予防を徹底して、これからも頑張っていきましょう。ピンチをチャンスと捉えて一歩前に進むことではないかと言えます。
第2は、集まって対面の会議、第一学習会も毎月開けないところも多かったと思いますが、そうしたなかでも、『月刊まなぶ』拡大、友の会員の拡大を果たした県協、友の会もあり、改めてご尽力に心から感謝を申し上げる次第です。
それは、東京中部県協の「運動は止めない」、コロナ禍でもまなぶ講演会を「憲法と教育」のテーマで28名の参加を得られた報告、東京西部県協もコロナ禍であっても合同学習会を開き、機関紙活動に活かす、会員の信頼関係づくりに役立ってきた報告に示されたように、コロナ禍だからこそ、友の会員の信頼関係づくりが不可欠だということでした。
第3は、東京東部県協・Sさんの団結の基礎は、第一学習会をたたかいの砦と位置付ける、もうひとつは、家族ぐるみの団結強化の追求です。徳島県協三好市職労友の会のKさんを包み込む家族ぐるみの団結強化、檄布への寄せ書き、東京北部県協・Mさんの娘さんとの団結強化の報告にまなぶことができました。
第4は、集団指導体制の強化です。東京南部県協四役の団結強化、そして諸活動の強化、今年も見送りとなった全国交流集会を来年の6月香川開催・ホテルオークラ丸亀の開催の成功に向けて、今から準備しようということ、更には古典学習の強化です。四国のみんなの学習講座の連載にまなぶ県協、友の会での取り組みが広がっています。
第5は、組織と財政は一体のものだ、という提起にありますように、『月刊まなぶ』発刊、機関会議の継続のために、労働大学強化基金の取り組みを引き続きお願い致します。私の友の会でも0.5口だった方が二人、1.0口に増やしていただきました。各ブロック、関東・東京で各15口、四国10口、他でも拡大をお願いする辞第です。
第6は、なんといっても組織強化の要は『月刊まなぶ』の拡大です。友の会の年間計画に基づき、年間方針を確立し、リストアップ運動から、組織的に共同行動の展開で拡大してきた埼玉県協、山梨県協の取り組みに学び、拡大運動を展開し、文字通り「四つの課題を三つにまなぶ」大衆学習運動を強化していくが求められています。
第7、最後は、組織問題、6ブロックの統一の更なる追求です。M副会長と3ブロックのYさんが窓口となって引き続き取り組んでいただいております。
階級戦に勝ちぬくには、6ブロックの統一は欠かせない課題です。県協連は、これからも「条件をつけない」で、交流の再開をしたい、と臨んでいきます。
以上の、7点を全体の集約とします。ありがとうございました。



第25回労働大学まなぶ友の会県協連総会がzoomオンラインで開催されました

3月6日、労働大学まなぶ友の会県協連絡会議第25回総会は、新型コロナ感染拡大が収まらないためzoomミーティングで開催されました。

冒頭、物故者5名の仲間に1分間の黙とうをささげて総会は始まりました。
議長選出後、須藤会長より主催者を代表してあいさつがありました。
続いて、事務局長より議案提案、決算・予算の提案、会計監査報告がありました。

休憩後、質疑討論・各県協より活動報告発言がありました。
各ブロック、各県協の発言終了後、第26回全国交流集会現地実行委員会より、「全国交流集会中止」の案件について報告があり、中止の承認と来年四国ブロック香川県で開催することが了承されました。
休憩をはさんで、高原事務局長の力強い全体集約がされ、議長より、議案・決算・予算・次期役員についてはかられ、全会一致で承認されました。
新役員を代表して須藤会長より、「みんなの手に『月刊まなぶ』を!」これが私たちの拡大運動のスローガンです。今年11月の県協連総会、来年四国の香川に決まりました全国交流集会に結集しよう」と決意が述べられました。

最後に、パソコンの画面越しではありますが、「団結ガンバロウ」で大衆学習運動の前進を誓い合いました。


須藤行彦県協連会長あいさつ
第25回全国総会(オンライン会議)意義と課題

コロナ感染拡大収束せず、第25回全国総会は延期

県協連事務局長 高原 敏朗

 今回、新型コロナウイルス感染が世界では10月29日、4452万人と感染が急拡大し、欧州では急激に感染が広がり、都市封鎖が次々と発表されています。東京都も連日200人超えでしたが、11月2日、東京は87人と減りましたが、北海道では、東京より多い96人と寒くなると感染拡大になる傾向が顕著になってきています。
 このような収束していない中、11月に第25回県協連総会を敢えて行うのは感染リスクが多いといえるので、全国四役オンライン会議を去る10月30日行い、延期することを申し合わせましたのでご報告いたします。
全国総会は別添の議案諸日程は次頁にも添えましたが、来年2021年の3月県代を総会に充てることとしました。概していえば、3月5日四役、運営委、6日県代、第25回県協連総会を7日午前中、7日午後からは、労働大学運営委、第17回労働大学総会となります。
 しかし、感染拡大が収束しなければ3月開催も危ぶまれます。この判断は、来年1月初旬の9日土曜か10日日曜日に四役オンライン会議を開く、総会開催の可否を決めていきたいと思います。休暇取得の関係で2カ月前には判断しなければならないからです。開催を再度見送ることになるようでしたら、改めて相談したいと思います。今の状況ではそれ以上申し上げられませんのでご了承下さい。
 なお、このことは2020年11月4日県協連通達NO14号、並びにこの県協連ニュースNO145号・2020年11月1日発刊として全国役員及び県代の方々にもお知らせします。
 以下、来年度の日程を添付しましたので、お改め下さい。
更には、本総会の意義と課題が須藤行彦会長から明らかにされていますので紹介します。
 なお、来年の第26回全国交流集会現地実行委員会から『筑波嶺』NO2号が発刊されていますので、7P~8Pに添付しましたので併せて一読下さい。

*新型コロナウイルスの感染拡大状況によっては、リモート会議も検討します。

県協連ニュースNO145号を参照


第24回県協連総会

第24回県協連総会概要と全体集約

                        県協連事務局長 高原敏朗
総会の概要
1) 総会参加者=74名
役員20名/21名、代表19名/22名、傍聴者35名 計74名
2) 発言・質疑討論=31名
関東・茨城1名、埼玉5名、山梨1名、
計7名
東京・東部3名、西部2名、南部2名、北部1名、中部2名、三多摩1名、計11名
近畿・兵庫1名
四国・香川1名、徳島1名、高知1名
計3名
全国役員9名 全体31名

全体集約
 11月16日、17日と2日間、教訓に富んだ運動の総括をいただきありがとうございました。代表、役員の方々から31名の発言がありました。そこで明らかにされた特徴点を以下に集約します。
 その一つは、第一学習会の確立と各県協の集団指導体制の確立の中で、諸活動であるまなぶ講演会、県読者大会、労大講座などが積極的に取り組まれ、『月刊まなぶ』読者拡大、友の会員の拡大につながったという報告が次々と報告されました。トップバッターで香川のMさん、兵庫のTさん、徳島のMさん、高知のMさん、山梨のWさん、中部協のNさんの総括から学ぶべきものがありました。とりわけ兵庫のまなぶ講演会10会場で137名の参加を得て頑張ったというTさん。私の兵庫地域友の会の第一学習会に唯一女性77歳、読者になってくれた方は独居老人の女性は大腸がんステージ4.手術を成功し治って学習会にきてくれます。今までどおり、楽しいが一番をモットーにこれからも追求していきたいと語ってくれました。ここで重要な点は、まなぶ講演会に来てくれた参加者に粘り強く働きかけて読者になっていただく、そこから今度は第一学習会に呼びかける、その学習会が何でも話せて楽しい学習会でなければ参加者はふえません。これが大切なんだということが分かりました。
 もう一人は、徳島県協のMさん、元会長だったKさんが病気だったが家族で県読者大会に参加してくれた。さらにパワハラで苦労しているKさんもまなぶ講演会「パワハラを許すな!」(労基署元監督)の横断幕を作ってくれて参加してくれた。パワハラの実態が少しずつわかってきた。粘り強く働きかけたHさんがメモ化で報告してくれ分かるようになった。この報告のように、闘病生活、パワハラで悩んでいる仲間に寄り添い粘り強く、諸活動へ呼びかける。そうすると仲間は必ず応じてくれると明らかにしてくれました。これは友の会の中に信頼と団結がなければ働きかけることはできない、それがあるから声をかけ続けることができるという教訓でした。
 大きな二つ目は、担い手自身の働き方、生活のぶつかりがあるなかで、その悩みを友の会の中に持ち込み、友の会の信頼と団結づくりを果たしてきた報告です。
 一人目は東京南部協のKさん。自ら大病しながらも必死に頑張って生きてこれたのは、南部協の仲間の支えがあったからだ。もう一人の南部協のKさんも南部協の団結づくりに発展したという報告。
二人目は、高知のSさんからは郵便局の会社のコンプライアンス無視で自爆営業の中でも闘い続けている頑張りが語られました。なお第24回全国交流集会の現地ニュース『きてみいや』は苦労した。当日初めて第6号を発刊したが、印刷に朝までかかった。来年も引き継いで欲しいと高原事務局長から集約がありましたが無理なことはしない方が良いと言われましたので来年は無理しないでください。
三人目は、北部協のKさんです。夫、妹さんのがん闘病です。壮絶な介護を家族ぐるみで何度も話し合い取り組んだ報告です。家族ぐるみの団結づくりの大切さを明らかにしてくれました。
大きな三つ目は、職場の労働強化、合理化攻撃の中で、仲間作りの中で、労働条件改善取り組んだ報告です。埼玉県協のK・Kさん、東京東部協のSさん、埼玉のT・Tさん、埼玉のSさん、三池のKさん。皆さん、苦闘する職場の中で仲間の不平・不満を明らかにして話し合いを持つ、そうすると声をかけた仲間がもうひとり、二人と声をかけて交流会に来てくれるようになった。やはり仲間を信頼することだとK・Kさんが明らかにしてくれました。
また東部協のSさん、『月刊道しるべ』を持って職場へいく。忘れて遅くなると催促される。今は職場の相方が、二人の時は改札口では立席しないで会話ができるようになった。資本に負けないためにも『月刊道しるべ』、『月刊まなぶ』を広めていきたい。闘えば仲間が応えてくれるという教訓であったと思います。
これは、埼玉のT・Tさんの契約社員を正社員に要求して実現した報告、同じく埼玉のSさんの障がいを持った仲間が「もう辞めたい」と本音を言いながらも来年勤続20周年を迎える。辞めないで頑張ろうと励まし続けています。このように身近な仲間の不平・不満から要求をみつけだし勝ち取っていく、あきらめないで働き続ける条件を確立していく、これが大切だということが分かりました。それには、私たちが健康で働き続け、生き続け、資本への責任追及の構えを失ってはならない。三池のKさんから、三池CO闘争を闘い続けられたのは仲間の団結と、資本への責任追及の家族ぐるみの強化があったからだと明らかにしてくれました。
 大きな四つ目は、『月刊まなぶ』拡大運動です。東部協のH・Eさん、西部協のFさん、東部協のSさん。H・Eさんは3年も拡大誌を持って清掃職場に行っていますが、
なかなか有料にならない。どうしたら良いのか教えて下さい。私、高原扱いは有料10部ですが、実際は8部有料、2部自腹です。  
今年の6月沖縄辺野古新基地反対座り込みに参加して7月から5部拡大誌を送っています。瀬長亀次郎の不屈館、お孫さんのMさん、琉球新報の記者Sさん、そして埼玉から行ったOさんと県庁の青年、そしてベネズエラ大使にも送っています。つまり、闘いの場へ行って拡大誌を粘り強く送り、有料購読していただけるまで頑張り続ける、そして3000部到達に向けて一歩ずつ前進していきたいと思います。
 埼玉ではリストアップ運動から有料拡大に向けて、職場に1部、地域に1部、家族に1部広めようと頑張ってきました。そして今日は、H・Eさんの提起を受けて、南部協のSさん、埼玉のT会長、久喜のKさん、浦和地区のAさん、四国のIさん、東部協のSさんからは、県協総会も控えて、
総括を持ち寄る会員の構えを言ってくれました。その第一は、我々の運動は確実に一歩ずつ進んでいる。これを掴んで次の世代に確立していく。第二は、退職して実家の田舎に帰る人もいる。それでも全国交流の合唱班だったから引き続き全国交流にも参加していただく。読者も継続、全国、県協の会員として残ってもらう、という大切な提起を頂きました。全国でも生かしていただきたい。
大きな四つ目は、総学習運動です。茨城のNさん、労働大学中央講座に出て、最近やっと古典も分かるようになった。次は『日本はどこへゆくのか』(坂牛学長著)でやっていきたい、と若者らしい意気込みを話してくれました。
 五つ目は、6ブロックの統一です。これからも話し合いの実現にむけて頑張っていきます。
 最後はお願いです。来年の5月16日から17日、東京ブロック開催の第25回全国交流集会が湯河原であります。西部協のNさんのように40数年ぶりに高知で愛媛の仲間にお会いしたという嬉しい報告がありました。この報告に学び、仲間に呼びかけ成功させましょう。来年、また元気にお会いしましょう。



第23回県協連総会


一年間の総括が来年の展望を開く

第23回県協連総会 全体集約 県協連事務局長 高原敏朗


参加者と質疑討論に参加した延人数は

1)総会参加者
役員21名/21名、代表19名/23名
傍聴者30名 計70名

2)発言・質疑討論=34名
関東・群馬1、茨城3、埼玉4、神奈川2
   山梨1 計11名
東京・東部2、西部2、北部1、南部1、中部3 三多摩1 計10名
近畿・兵庫1、
四国・香川1、徳島2、高知1 計4名
運営委員8名

3)全体集約
 17日、18日と皆さんから活発な討論が交わされました。皆さんのこの一年間の運動の成果と来年に向けた課題を丁寧に総括したすばらしい発言によって、議案を豊富化して頂くことができました。心からお礼を申し上げます。そこで全体集約します。
 
重点県協の大きな成果とは
第1は、県協連が示す「四つの課題を三つにまなぶ」大衆学習運動、とりわけ、第一学習会の強化・発展と集団指導体制の確立の取り組みを通して、友の会員の成長、一歩前へ進む力強いエネルギーが感じとれました。それは県協連の重点県協、東京・南部協、四国・高知県協の指導部の団結強化が進み、お互いが信頼できる関係が築かれ、家族ぐるみの強化、女性会員の新たな誕生へとつながった報告に示されました。南部協のKさん、高知県協の「進撃」のMさんからは、自分の友の会だけではなく、他の友の会へ学びにいく、そしてそれを諸活動へ繋げていく、県読者大会、まなぶ講演会、高知まなぶ塾などの成功につながり、新たな担い手づくり、読者拡大の足掛かりができたという報告でした。重点県協がこの五年間で相互討論、相互批判の積み上げが花開いてきたといえます。引き続き学んでいきたいと思います。
 
友の会の存在意義の確認
第2は労働大学まなぶ友の会の存在意義の確認です。昨年に引き続き今年も兵庫県協のTさん、「闘い一生、学習一生」の報告です。46年9カ月、川崎重工で勤め上げ、その労をねぎらい職場、家族、仲間から心温まるお祝いをしてくれたという報告です。1971年4月に入社し、労働大学講座を受講する機会を得て人生観が大きく変わった。職場の2回にわたる首切り攻撃に労働組合が闘わないことに腹がたち、闘う労働組合に変えるほかないと組合役員選挙闘争を25年間立候補し続け3000人中1000人の仲間から支持され票を得た。
当選はできず、会社からは見せしめの職能給を下げる賃金格差、この攻撃に対し1995年是正を求めて地労委闘争を11年間闘い続け、勝利和解を勝ち取ることができた。
兵庫県協は17友の会のうち13友の会で第一学習会が開かれ『月刊まなぶ』の部数は000部、2004年の発刊から毎月一度も休まず学習会を続けてきた。これも労働大学があったから頑張ってこられた。私のモット―は「いつでも、どこでも、元気よく」これからも頑張っていくという素晴らしい報告でした。
 次は、闘いの砦である友の会があったから、ブラック企業と闘い残業代未払い賃金を勝ち取れたという埼玉県協のYさんの報告です。これは「仲間の支え合いと団結づくり」の成果だ。Sさんの怒りと要求を
「なぜか、どうしてか」の討論と会社社長への責任追及の3年に渡る裁判闘争をまなぶの仲間が支えてくれた。埼北と久喜の合同第一学習会で何度も議論し、「1人では頑張れない。仲間の支えと団結」があったからだという共通認識づくりの成果の報告でした。
 更には、担い手が仲間から信頼されなければ、職場で起こっていることを聞く事は出来ないという埼玉のKさんの川乗友の会の「まなぶ学習会」組織化が鍵だという報告。そして、山梨のOさんからはこの間の仲間づくりで、「まなぶ友の会って、何でも聞いてくれてフレンドリーで良いね」と女性が友の会に加入してくれたという報告にまなぶことができました。
 
 『月刊まなぶ』3000部到達運動の展開

第3は、『月刊まなぶ』3000部到達運動の実践の具体的展開の報告です。全国的には減部傾向が続く中で、総会に結集している友の会では着実にリストアップ、個人方針が立てられ、日常的な人間関係を築き、組織的に拡大につなげてきている報告が相次ぎました。まず、1人目は東部協のH・Eさん。3000部拡大は、口だけでなく県協連指導部から手本を示して頂きたい。私は、あらゆる場で『月刊まなぶ』を持って配布から有料購読へとつなげてきました。人間関係が出来なければ拡大にはつながりません。これをどうつくるかという問題提起でした。H・Eさんは毎月10日の発送には紅一点で手伝いに来ていただいています。

2人目は、京成駅葛飾友の会のSさんの「実践からまなぶ」報告です。組合役員選挙闘争を闘い、『月刊道しるべ』120部を配布とほぼ同等の130票の支持を得た。30歳代、40歳代の仲間は報復人事で、日暮里、船橋という忙しい職場に配転された。しかしそれらの職場は人数も多い。よし、いいんじゃないか、来年に向けて10部広げようではないか!と気合が入ってきました。この支持者に『月刊まなぶ』を広げようと、来年1月号から3部拡大となった。須藤会長の言う「風がなければ自分から走り風車を廻す」という提起がストンと落ちた。今は会社の攻撃で逆風がきているが跳ね返して一歩前へ進もうという、労働運動再生に向けた提起でした。
3人目は、神奈川県協のKさん。地域の運動に関わり3年経って拡大の条件が出来た。神奈川ペンクラブに入って87歳の会長に配布していたが、『月刊まなぶ』を読んで「この本は良い本だ」と妻や他の人にも勧めてくれ有料読者になってくれた。
『月刊まなぶ』も私がやっているときよりも随分と中身も良くなってきた。客観情勢と主体的条件も高まっている。3000部をスローガンにしてはならない。やればできる。『月刊まなぶ』が今の情勢で出番だといえるという報告でした。
4人目は、香川のMさん。若い女性が入ってきて活気づき、減部もあるがトータルで2部拡大した。拡大の結果だけを求めるのでなく人間関係づくりから、粘り強く働きかけていくことが大切だと報告してくれました。
5人目は、埼玉県協のK・Kさん。パワハラで休んでいた仲間が仕事に戻ってきた。私は彼女を最初は嫌いだったんですが、明日は我が身、他人事じゃないと関わっていくと情が湧いて話せる。自分が変わらねば仲間は変わらないという体験からの報告でした。
6人目は、これらの仲間の報告を聞いて徳島のSさんが、不安で参加した。最初来たときはどうなるかと思ったが、やっぱり自分からアクションを起こすことの大事さが分かった。やっと頭が回るようになった!と、友の会の相互討論によって仲間が変わる貴重な感想をいただきました。

友の会から去っていく仲間へのホロー

第4は、友の会があるから頑張れるのですが、残念ながら健康問題で友の会から去っていく仲間もいます。そうした仲間に寄り添いホローする担い手の心優しい報告です。これは、家族ぐるみの運動から発展してきた東京西部協のTさん、三多摩県協のWさんの報告です。Tさんは、音沙汰がないUさんへ何度も電話し、やっと出た。埼玉の幸手市の高齢者施設に入っていることがわかり3人で行った。残念だが友の会から離れたいということだった。
 Wさんは、田無市職のUさんが「癌が再発したので辞めたい」と言っていたが、T専従が「やめるのでなく一時休止ということでどうか」とアドバイスしてくれて、「じゃ9月から一時休みとしたい」となったという報告です。友の会から離れたら、話す場がなくなるわけで担い手が関わり続けることの大切さを教えてくれました。

諸活動の積極的な取り組みが増えてきた

第5は、このような基本運動の反映から、昨年以上に、諸活動のまなぶ講演会、読者大会、労働大学講座などが積極的に取り組まれるようになったことです。内外の五人組運動の検証の場である諸活動の成果が報告されました。仲間作り、家族ぐるみの強化により、組織が生き生きと活性化してきています。
 山梨県協のMさんからは、私がいいたいのはふたつ。①何事も訓練し、結集し、組織するということだ。労働大学峡東講座は、34回目の講座を開いている。②県読者大会の成功だ。読者、友の会員が増えて新しい仲間を誘ってくるようになった。皆が一歩前へ出て組織した成果だ。
徳島県協のHさんからは、3地区のまなぶ講演会の取り組みで成功した。若者からの前向きの意見が出され美馬町職友の会、吉野川町職も巻き込んでとりくんではどうか。と発奮し、30名が結集した成果が得られた。
高知県協のMさんからも、労働大学高知まなぶ塾の取り組みが報告されました。今年は、国労闘争団だった中野勇人さんにも講演頂いた。40歳代の参加者は、国鉄闘争を知らない世代なので、好評だった。第1回目は24名、第2回目は23名、第3回目は26名 延73名の参加が得られた。
東京中部協のNさんからは、3年目になり、総括し方針化し獲得目標を出し合い、積み上げてきたことから、離れていた仲間へ積極的に話しかけられるようになって、まなぶ講演会の成功につながった。
三多摩のWさんからも、ブロックの協力で読者大会を再開した報告がありました。
 次は、自分が講師となり、まなぶ講演会、労働大学講座へ参加した北部協のKさんの報告です。うしお友の会の第一学習会の取り組みとめぐみ薬局闘争の闘い。埼玉で2ヵ所のまなぶ講演会、山梨峡東講座に呼ばれて参加した報告です。やはり、自分の県協だけでなく他県協へ参加すると学ぶことがあり、この経験を今後の友の会運動に生かしていきたいと思うということでした。私たちも自分が講師になって他県協へ足を運んで行きましょう。

 機関紙活動の強化

第6は、機関紙活動の強化です。機関紙は県協では、徳島県協が新たに発刊。単位友の会でも、埼玉でふたつ新たに増えました。
三池の川野さんからの報告にもあったように、第一学習会で「働き方、生活、健康の見直しのメモ化」の積み上げ討論を紙面に紹介し、今は会員から読者の紹介も取り組んでいる。生命と健康を守るためには、家族ぐるみでメモ化を取り組んで理解を深めていくことが大切と、日常のメモ化運動が土台であると、改めて提起頂きました。
埼玉県協では月1回県協編集委員会を持って、友の会機関紙も交流し学びあって単位友の会の機関紙も創意工夫で増えてきました。これを欠席した会員や家族へも返し、家族ぐるみの強化に役立てています。
 また、東京東部協葛飾友の会『働く仲間』も毎月発刊し好評を得ています。
 更に、西部協のFさんからは、毎月発刊しているが評判が良くないと謙遜していましたが、私は毎月T専従が持参するので楽しみにしています。徳島県協は新たに県協ニュースを3号まで発刊したと報告がありました。全国の県協でも機関紙を発刊していただきたいと思います。

 6ブロックの統一

第7は、6ブロックの統一問題です。三宅副会長の働きかけで3ブロックからの返答も返ってきました。今後も粘り強く働きかけ交流再開の条件を聞いていきます。
 敵資本との階級戦にを闘ううえでも6ブロック統一を目指していきます。

 来年の四国・高知での再会を楽しみに
 最後はお願いです。高知の池内さんからの要請どおり、来年の第24回全国交流集会は、5月18日、19日で四国・高知プリンスホテルで開きます。皆さん、元気で再開することを楽しみにしています。ありがとうございます。以上で全体集約にかえます。(なお、時間の関係で割愛した総学習運動の強化を以下に追加致しました)

 総学習運動の強化で一歩前へ
 総学習運動の強化は、自らの頭脳を研鑚する場です。茨城県協のNさんは、テレホン・ア・ポイントの仕事に関わって一年経つと随分と状況が変わってきた。私も7軒ア・ポイントとれたのが、地域が変わったので3軒しか取れなくなった。 
新しく入った人がドンドン辞めていく。所長(ボス)は、「仕事を削る」とは言うな。「仕事の調整」と言えと言う。明らかにおかしいと思う。学習して反論していきたい。労働大学中央講座にも参加して『共産党宣言』を学習してきたが難しい。社会主義になったら自分の生活がどうなるのか疑問がある。でも資本主義は格差と貧困が益々広がり、低賃金でアンダークラスの若者が増える中、無駄にならないように一生けんめい学習していきたいと報告してくれました。
更に茨城のNさん、埼玉のKさんから古典学習の強化の報告。関東ブロックの女性合宿でベーベルの『婦人論』の2回目の古典学習を取り組んでいる報告がありました。
NさんはNTTを辞めてから家にいると3度の食時のことが気になる。これでいいのかと『婦人論』を学習して改めて自戒した。Kさんは、頑張って60歳の定年を迎えるが、一年更新の再雇用でも65歳の満期まで働き続けたい。こう思えるのも友の会の第一学習会、女性交流会、女性講座、女性合宿を継続してきたから。これからも励みたいと報告。
埼玉A・Mさんから浦和地区友の会でも『哲学学習会』の継続の中から新たな読者拡大と芽が育ちつつあると言います。
総学習運動の強化で実践に一歩踏み込む担い手に成長していきましょう。

2018年度役員の紹介

会 長=須藤行彦
 副会長=関東・三宅敏之
東京・奥山信義
四国・吉田英和
労大・飯田邦雄
 事務局長=高原敏朗
 事務局次長=高井豊治
 全国運営委員
  組織=関東・小林精一
東京・斉藤邦彦
四国・東口 忍
九州・川野房雄
  編集=関東・小田切博
東京=芳賀芳美
四国=池内康宏
編集実務=栗原規昭
  女性=関東=岸 真弓
東京=高原康子
四国=竹内依子
 監査委員=関東・近藤泰夫
東京=千葉愛一郎
四国=村田道彦(新)
・退任=松岡和幸

四国監査委員の松岡和幸さん長い間役員ありがとうございました。新たに信任された村田道彦さん、これからよろしくお願いします。




第22回県協連総会
今総会は、役員22名中21名、県代表23名中 21県協、22名、傍聴者30名の総勢73名の仲間が結集し、一年間の年間方針に基づく年間総括から成果と課題を明らかにして頂き、貴重な発言が続きました。生きた教訓に満ちた総括、ありがとうございました。

積みあがってきた運動に学ぶ

  ~第22回県協連総会 全体集約~

                            労働大学まなぶ友の会県協連


事務局長 高原 敏朗

 


17県協から28名の生きた運動の総括が

質疑討論

関東=群馬1名、茨城3名、埼玉4名、千葉1名、神奈川再建2名、神奈川1名、山梨1

東京=東部2名、西部1名、南部1名、北部2名、中部2名、

近畿=兵庫2

四国=香川1名、徳島2名、高知1

九州=熊本1


 今総会は、役員22名中21名、県代表23名中21県協、22名、傍聴者30名の総勢73名の仲間が結集し、一年間の年間方針に基づく年間総括から成果と課題を明らかにして頂き、貴重な発言が続きました。生きた教訓に満ちた総括、ありがとうございました。17県協から28名の仲間が討論に参加いただきましたので紹介します。

 

県協連の大きな3つの方針とは


 皆さんには既にご案内のように、県協連は、三つの大きな柱を方針として掲げてきました。
 第1は、第一学習会を確立、強化です。四つの課題を三つにまなぶ相互討論、相互批判の積み上げで会員が主体性を高め、もう一人の担い手づくりを取り組もう。

 第2は、『月刊まなぶ』3000部到達運動です。

友の会の年間方針に基づく個人方針の確立でリストアップを行い、人間関係を深め拡大できる条件を高めて組織的な拡大を取り組もう。そして、創意性を発揮し、大衆学習会、まなぶ学習会、講座などを組織しよう。

 第3は、総学習運動の強化で、一歩実践に踏み込み、労働運動、社会主義運動に寄与していこう。この3点の運動の追求をお願いしてきましたが、歳を追うごとく、毎年、毎年すばらしい運動の積み上げが報告されてくるようになりました。この一年のご尽力に心から感謝を申し上げます。

そこで、皆さんの発言から、次の6点に渡り集約したいと思います。
(以下集約詳細は、「県協連ニュース128号2018年1月1日発行」を参照願います)

 

 

 

第21回県協連総会

11月19日ー20日に開催された第21回県協連総会は23県協69名の参加のもと34名の友の会運動を一歩前へ進めるためのこの一年間の総括発言がありました。会場は活発な討論で熱気に溢れました。







第21回県協連総会 全体集約

全国の仲間に生きた運動に学ぶ
                     労働大学まなぶ友の会県協連絡会議 事務局長 高原 敏朗


15県協から31名、役員3名から
      すばらしい活動の総括が

質疑討論

関東=茨城2名、埼玉2名、千葉1名
   神奈川4名
東京=東部1名、西部1名、南部1名、
北部3名、中部5名、三多摩1名
 近畿=兵庫1名
 四国=香川1名、徳島3名、高知1名
 九州=福岡1名
 全国運営委員=3名
昨日から今日にかけて、皆さんからすばらしい活動の総括の報告を聞かせていただき非常に感銘しました。これからの運動を進めるうえで非常に勇気を与えられました。ありがとうございました。心から感謝を申し上げます。
さて、昨日から今日までに質疑討論に加わっていただいた方は、昨日20名、今日14名、全体で15県協から31名、役員も運営委員から3名の34名の発言がありました。そこから得られた教訓点、まず何が成果であったのか、そして来年へ生かす反省点と課題は何かを明らかにしたいと思います。
第一は、私たちを取り巻く情勢を真剣に受け止めて、たじろがずに第一学習会をたたかいの砦として、闘い続け仲間を作り続けていることが明らかとなりました。安倍政権は、憲法審査会を招集し明文改憲に踏み出しました。平和憲法が危ないということです。
私たちが人間らしく働き続け、生き続けるためには、絶対譲れない、許すことができない5つの保障条件があると言ってきました。
第1は、生命と健康の保障、第2は、働く場所の保障、第3は、文化的に明るく生活が出来る賃金の保障、第4は、老後の社会保障、子どもの民主的教育の保障、第5は、第1から4までの保障を成立させ続けるための平和と民主主義の保障です。これらの保障が今、全て奪い去られようとしている情勢です。新自由主義という政・官・財・学が一体となった攻撃が私たちを襲ってきています。
それでは、なぜ、その攻撃を許してしまっているのかです。それは、資本主義的常識に流される四つの弱さが私たちの中にある。そしてそれを克服すべき「古典にまなぶ」、「仲間にまなぶ」、「資本にまなぶ」という、「四つの課題を三つにまなぶ」大衆学習運動が全国の職場、地域に広めようと運動を推し進めてきましたが、きわめて不十分であり、その結果日本の労働者階級の階級闘争をたたかい、資本の攻撃を押し返す主体性が奪われてきたからにほかなりません。従って、集団指導体制の強化のもと友の会の第一学習会を確立し、討論の中身を改善しようと言ってきました。

内向きな運動を外へ一歩踏み出す力が
皆さんの発言はその中身の改善を果たし、内向きな運動を外へ一歩踏み出す大きな力を発揮してきたことが、数多く報告されました。年間方針のもと個人方針を生かす運動が展開されてきています。それが結果として読者、会員の拡大につながっています。しかし、友の会員が高齢化して年々現役労働者が少なくなり、再雇用しても65歳を転機に運動をやめていく仲間が増えています。どのように意識改革を進めてきたのかの総括です。1日目の討論の集約は以下の通りです。

闘う仲間づくりで資本への怒りを共有
① まず、第一には仲間の力を借りる合同第一学習会で、主体性回復に向かってきた久喜市職友の会です。埼北友の会国労の仲間との合同学習会で「闘う仲間づくりで資本への怒りを共有する」ことができた。その結果、埼玉ユニオンネットに相談してきた若い女性を読者、会員とし、裁判闘争を闘っている報告でした。

労働組合こそが本当のセーフティーネット
② 次は徳島の全国交流集会に参加し勇気をもらって、11月1日から新たな会社に有期雇用で再就職がかなった。また労働者階級の一員として頑張っていきたい。これが出来たのも学習会で先輩方のアドバイスがあったからです。「たたかう労働組合こそが本当のセーフティーネットなんだ」と教えられ本当にそう思えるようになった、という茨城のMさんの発言です。有期雇用の労働者への差別・選別の攻撃が強まり、労契法20条が危ない。労契法18条=5年継続して働けば無期雇用の労働契約の締結が可能。使用者側は断れない。これを勝ち取るためにも頑張りたいという中身でした。

仲間づくりが進まないのを敵や仲間のせいにするな
③ 3人目はふたつの友の会を結成し神奈川県協を立ち上げたKさんの発言です。
健康を害しながらも「闘い一生、学習一生」を貫くために、仲間づくりのリストアップをして継続してきた。ここへきてまた仲間が増えた。その仲間が今度は自分から連れてきていいかと言ってきた。「ますます広がり続ける情勢だ。仲間を作れないことの原因を敵や仲間のせいにするな、自分の中に弱さがあるが、克服する力もあるんだ。継続こそが力の源泉だ」と力強く報告してくれました。

これからも仲間と家族に寄り添う友の会へ
④ 4人目は西部協のTさんです。運動をやり続けてこれたのは、妻や子が保障してくれたからだ。今は、娘が幼稚園でパワハラにあって身体を壊してしまい、そこに寄り添い、県協の仲間にも相談し、家族でも話し合い、幼稚園はやめて健康も取り戻し次の仕事を見つけて頑張っている。これからも「なかまと家族に寄り添う友の会」にしていこうと友の会の位置づけを改めて感じる報告でした。

三多摩から一歩外へ出る方針を実践
⑤ 次は、Wさん。昨年は東京ブロックの仲間に励まされ家族ぐるみの課題を学んだ。今年は、三多摩にうずもれていいのか。外へ一歩出る方針を以って取り組んできた。日野市職友の会の古賀さんが方針をたて市職に友の会の火種を残すために組合委員長と学習会を持つために努力しよう。そのために県協で何ができるのか考えている。「東京ブロックの仲間の支えから仲間が成長」してきている報告でした。

年間総括でふたつの成果を確認できた
⑥ 次は中部協のSさんの報告です。年間総括を行い、友の会でふたつの成果を共通認識にすることができた。そのひとつは、長らく事務局長不在できたが、任務とは何かを何回も議論するなかで、運営でなくて組織強化のために事務局長が必要なんだと新たに事務局長が誕生した。二つ目は、10年近くまなぶ講演会をやっていなかった。みんなで議論し、中身はなんにするのか「三池闘争」のDVD、メトロコマースの闘いもある、誰に働きかけるのか色んな人に声をかけようと話し合い、納得づくで話し合って取り組もうと準備しています。これが二つめの成果です。時間はかかるけれども皆で議論し「一歩前に出よう」と共通認識を作ってきた。
これ以降も徳島県協・三好市職友の会のKさんから、埼玉県協・南部地域友の会のMさんまで10人の発言が続きましたが、非常に教訓点の多い発言でしたので紹介します。

次世代の若者の仲間づくりの実践
① そのひとつが県協連の目指す次世代の
若者の仲間づくりの実践です。三好市職友の会のKさんからは「津田塾学習会」、「たたかう女子会」に参加し、労働組合、新社会党の運動も担う仲間の成長があった。「決して若者はあきらめていない。働きかけをまっている」という勇気が得られた報告。

総学習運動の強化で担い手が成長
② 次に掲げてきたのが総学習運動の強化
です。これを実践してきたのが東京北部協のMさんの報告。『社会を変える、自分を変える』の県協学習会。もうひとつが、北部女性学習会『成果主義とのたたかい』。この積み上げで古典に学ぶことでどう実践に返すのかを追求してきた。担い手が一歩進んで共闘運動へ参加し成長してきた報告。

10年前、NTT労組内部で要求し改善
③ 労働運動に寄与する神奈川再建連のTさんのNTT労組内で10年前に奮闘した経験談の報告。NTT労組内でも、仲間の要求を声にだして前進させた報告。

『月刊まなぶ』みんなの学習講座に参加し共闘運動が広がる
④ 労働法制改悪が広がる中、これに抗した闘いを企画した編集部への感謝の気持ちを述べていただいた東京北部協のKさん。編集部座談会に参加し、北区地域ユニオン、ユニオンネット埼玉の女性の闘いに連帯して、怒り、要求を共有できたと報告。

まなぶ講演会の持ち方、内容に創意性と自主性、独自性が
⑤ 次は、友の会運動を外へ広げるための
まなぶ講演会の持ち方に創意性、自主性が出てきたという香川県協のMさん、高知県協のTさんの報告。
香川では徳島のTさんの「歌声とトーク・みんなで歌う」明るく元気になった講演会は盛り上がった。
高知のTさんは、まなぶ講演会を元労働基準監督官の大野さんの「非正規労働者の実態と今後の課題」のテーマで非常に中身の濃い内容で、質問がひっきりなしにでて好評だった。参加者も労組オルグを行い57名を結集。そして今度は、高知労働大学講座を取り組みたい。元全電通分会長の役選を闘い抜いた69歳の先輩が「高知講座をやろうじゃないか」と刺激を与えてくれた。構想はできてきたので外へ一歩踏み込んでいこうと力強い発言でした。編集への要望の意見が載っていました。3ブロックのもちまわりでなく、県協があるのだから県協への原稿依頼をしたらどうか、この要望を編集部に返し検討したい。

階級的労働運動の再生を
⑥ そして何といっても圧巻だったのが東京東部協のSさんと福岡県協のHさんの報告。Sさんは、どう『月刊まなぶ』拡大運動に責任をもつのか。定年退職で現役が減るなかで仲間づくりに責任を持つのか。それには、何が壁になっていたのかを総括し仲間の中に入っていく。その結果、会員5名、読者14名を拡大してきた。しかし労働組合が組合の体をなしていない現実がある。階級的労働組合に変えていくしかない、『月刊道しるべ』は80部から、この10年で150部へ広めることができた。ここで分かってきたのは「仲間に学ぶ」姿勢が問われていたことだ。「仲間に入っていく」これができた一年だった。従って、来年の4月号から誌代が上がることを理由に減部では友の会運動の意義が問われる。全国のブロック、各県協が意思統一して拡大運動のリストアップを行い「仲間に入っていく」運動を展開していこうと呼びかけがなされました。

家族ぐるみの強化で「闘い一生、学習一生」
⑦ そのためにも、家族ぐるみの団結強化が問われている。第13回三池友の会にまなぶ全国交流会では、女性陣からの熾烈な質問が出されて相互討論が交わされた。定年後の働き方、生活の見直しのメモ化の総括で、「何で再就職し、要求し成果がでてきたのに辞めてしまうのか」、「妻とどう向き合って話がされているのか」と「ドキドキ、ハラハラ」しながら聞いていたというのが三池の男性陣の感想だった。三池のOGのHさんからは「夫と私はずっと戦友として三池闘争を闘ってきた」と家族は同志であるという。また元気をもらえたので交流は今年が最後と思ったが、また来年も交流したいと決意をもらしていたという報告。
 また千葉のAさんからは、全国の仲間、ブロックの仲間と交流すると元気がもらえると交流の大切さが報告されました。

「友の会に党派性を持ち込んだら離れる」
「本当にそうか。私は社民党だが、自分の立つ場をはっきりして交流してきた」
⑧ 次は、神奈川再建のHさんから、現役でNTTにいたころの「年休行使の権利」があるんだという共通認識が組合員とえられた。あきらめないで話し合うことの必要性があることの報告。また、なぜ友の会に党派性を持ち込むのか。社民党籍の人は辞めるよ。という報告。
⑨ これに関連して、埼玉県協のMさんからは、ほんとうにそうか。私は社民党籍です。南部地域友の会では10年かけて『社会を変える、自分を変える』を学習してきて科学的社会主義の思想を学んできたから、党支部会議でも学んだことを話す。自分の立場をはっきりさせて話しをしていく。『月刊まなぶ』も広めようと『食事会』を続けてきた。なかなか私の意見に賛同は得られず拡大とはなっていないが、レジメを作って来いと言われたので「脱原発」のレジメをつくって臨んだら集中議論ができた。この10年間で自分の立場をはっきりさせて話し合うことの大切さを学んだという報告。

神奈川県協再建連絡会と神奈川県協のこれからの話し合いは
次に2日目の討論です。議長から相互討論していきたいという趣旨があり、有意義な報告が続きました。
① 最初に神奈川再建連絡会義の質問に対するK全国運営委員の回答がありました。最近関東幹事会の連絡が来ないということに、神奈川再建連絡会は、2005年に「関東幹事会から脱会することを確認しました」と一方的な文書が発信されてきましたが声はかけてきました。最近は参加してきていません。これからも関東幹事会に戻って来ていただければ良い、と返答されました。後で総会終了後に会う日を決めて交流を深めていきたいと思います。Hさんからいつ神奈川県協を結成したのかKさんに教えて欲しいという意見がありました。これはのちほど小泉さんから報告していただく。また脱会文書はあるのかという質問があり、これは私も持っているので皆さんに紹介したい。この件に関して中部協のOさんから、6ブロックの統一と同じ全国の問題だからきちんと報告して欲しいという意見がありましたので皆さんに経過と討論を返していきたい。
 
「ミニまなぶ講演会」で自信をつけ外部へ
② 次は、埼玉浦和地区友の会のAさんの『月刊まなぶ』拡大運動の報告です。
拡大できない弱さは内部にあるのではないかという報告がありましたが、浦和地区では「歌う仲間きずな」、「原発を考える会」など、外部への働きかけの条件を作って拡大してきました。今年は自信を持って働きかけを進めるために、第一学習会で会員が「ミニまなぶ講演会」で自分の生い立ちや今の想いを報告しあうことをやってきました。これからが楽しみだという報告。

 相手の気持ちを分かり合う努力を
③ 中部協のHさんからは、私も「東京東部労組の電話相談」で非正規の労働者の悩みを聞いて色々学ばされてきた。友の会では現役が2名しか残っていない。退職者が多い。第一学習会でしか職場での問題が聞けない。そういう中でも「納得づくの運動」を追求してきた。お互い理解し合おう。相手の気持ちを考えながら話し合いを進める努力をしよう。Aさんの「ミニまなぶ講演会」の話を聞いて、自分で話したいテーマを決めて交流するということ。相手の気持ちを分かり合うことにつながると思った。

来年の目標は革新市長選挙闘争に勝つ、第5期労働大学中央講座の受講
④ 三好市職労友の会のKさんからは、来年の目標はふたつだ。第1は、来春の革新市長の勝利に向けて引っ張っていきたい。第2は、科学的社会主義の思想を見につけるために、第5期労働大学中央講座を受講したいという青年らしい決意が述べられた。
 それから、中部協のNさんから、仲間の団結づくり。南部協のKさんからは、第一学習会に参加できる条件づくりの成果と今後の家族ぐるみの課題。北部協のNさんからは、73歳で独り住まいで来年はどうなるのか。団結づくりを進めていきたい。
三好市職労のKさんからは、最初組合専従を受けるとき前むきではなかったが、条件が揃ってから受けるではだめだ。そんな時はない。今専従になる時だと言われてやってきた。家族、妻が支えてくれている。仲間の支えがあって活動ができてきた。家族ぐるみの運動のアドバイスを教えて欲しい。
これに神奈川のHさんから、家族、妻と喧嘩をする。月5万円の活動費では足りない。一年かかってやっと増やしましょうと了解もらった。喧嘩になっても話し合いが必要。頑張って欲しい。
 
 継続は力なりを実感した一年
次に、兵庫のHさんからは、JPの仲間と学習会を発足させた。『成果主義とのたたかい』のテキストを使って進めてきた。労働運動の経験がない。「赤手帳運動」も知らない仲間たち。もうひとつは、まなぶ読者会が今盛況だ。12~3人に増えてきた。継続は力なりを実感した一年だった。
 
「たたかう女子会」の若い女性たちに学ぶ
次は、全国運営委員の二人から。
四国女性担当のTさんからは、四国では新しい動きがでてきている。「たたかう女子会」が出来て皆で頑張っている。「たたかう女子会」の若い女性は、学習意欲が旺盛だ。社会の矛盾が、学習会に引き寄せる。彼女らは、どんなに遠くても、寒くても学習会に参加して交流し元気で帰っていく。なぜ、こんなに学習意欲があるのか学ばされてきた。この若い女性たちに元気をもらった一年だった。

 「交流は幾万枚のビラよりまさる」
 最後は、三池のKさんから「第13回三池友の会に学ぶ交流会」でのお礼と今年亡くなった酒井菊次郎さんは死ぬまで学習一生だった。90歳になってもバイクに妻を乗せて学習会に参加してきた。「みんなで決めたことはみんなで守る」を貫きとおした。I副学長も89歳で、頑張っている。今度、交流したいと言っているので、千葉に行きたい。「交流は幾万枚のビラよりまさる」といったのはレーニンだ。マルクスが『共産党宣言』の最後に「万国の労働者、団結せよ!」といっている。私も84歳だが、死ぬまでそれにならって頑張りたい。
 以上が皆さんから頂いた意見でした。これで全体集約に代えます。(時間がきたのでまとめを言えなかったので以下にまとめを記しました。)
 
今後の課題
1)年間方針に基づく個人方針を確立し、引き続き『月刊まなぶ』3000部到達運動を進めよう。
2)情勢分析を正しく行い、正しい実践を可能ならしめるために、引き続き総学習運動を強化し、第5期労働大学中央講座で知力を磨き上げよう。
3)「四つの課題を三つにまなぶ」大衆学習運動を全国の空白地区の職場、地域に広め、労働運動の階級的強化に寄与しよう。
4)まなぶ講演会、労働大学講座を全国的に展開しよう。
5)県協連に結集する友の会は6ブロック統一に向けて全体で取り組もう。
6)来年の5月の第22回全国交流集会=箱根高原ホテルで元気でお会いしましょう。




第21回全国交流集会に253名が結集

5月21日~22日に徳島市グランドホテル偕楽園で開催された、第21回全国交流集会に全国20県協から253名が結集しました。全国交流集会は「学習・反合理化・社会主義」の基調のもとに、四つの課題を三つに学ぶ大衆学習運動の中間総括の場として開催されました。
 全体集会での各ブロック代表発言や分散会交流では、厳しい生活や職場での怒り、仲間づくりの成果や課題、家族ぐるみのたたかいのが報告され学び会うことができました。
(詳細は「第21回全国交流集会」ページへ)



労働大学まなぶ友の会県協連絡会議 第20回総会が開催される

全国総会は、役員21名中19名、代表24名中23名。傍聴者28名の総勢70名の参加のもと、成功裏に開催されました。


全体集約

 

働く環境が大変厳しくなっていますが、その攻撃に挫けず敗けない明るくエンジョイし生き方に自信をもっている発言がたくさんありました。

第一に特に感銘したのは、熊本代表のTさんです。大阪へ強制配転され、その後熊本へ戻り、今も元気でNTTで働き続けています。「七夕友の会は総会も年間方針もなかった。そこで集まって駄弁る仲良しGではいかんと思い、総会をもち年間方針と年間活動計画を立て個人方針も確認し月1回Mさんの奥さん宅に集まり出席率99.9%で12回取り組んできました。春には花見、秋には芋ほりバーベキュー交流をやって読者や家族も誘って行う。そうすると実践部隊で活躍している活動家がクタクタに疲れていて本音が話せる場がない。友の会にくると言える。熊本は友の会は「レクレーション部」でいいと思っている。ホットできる場がなければ、働き続け生き続けられない。元気で明るく楽しく進めていきたい」と報告してくれました。これが友の会の原点です。友の会の中に厚い信頼と団結があれば仲間は集まってくる。第一には、この友の会の存在意義が確認されました。

第二は、闘う以外に働き続け生き続けられない再確認です。とりわけ重点県協の高知の二人の仲間の発言です。Mさんからは田植裁判闘争の勝利和解のお礼が語られました。Tさんからは、マイナンバーの誤配で管理者のパワハラ攻撃に立ち向かう姿勢が勇気を与えました。京都郵政採用の仲間が高知へ希望し転職してきました。サーヒインが好きな反骨精神に燃えたガッツある青年。この仲間を会員して全国交流、全国総会に連れてきたいという元気な発言がありました。

また、この闘う以外に守れないという発言で優れていたのは、東京東部協のYさん、香川のMさんです。この二つの友の会は具体的に仲間づくりを果たしてきました。そこには、京成資本と闘う長期方針に基づく具体的な年間方針、個人方針の確立があったと報告されました。香川のMさんも高郵の郵政ユニオンの拡大は闘う方針を持っていたからだと報告がありました。さらに埼玉のYさんからは、闘うための根拠づくりには、働き方・生活の見直しのメモ化の積み上げが必要であり、この取り組みがあったから第一学習会が質的に発展し、もうひとつの友の会に関わり再建総会にこぎつけたという報告がありました。改めて長期方針、資本と闘う学習一生、闘い一生の方針と、それに基づく具体的な仲間づくりの方針と実践、そのためのメモ化による闘う根拠、怒りと要求。これがあって担い手の質の向上、第一学習会の改善につながり、友の会員同士と家族の相互信頼、団結が強まり、仲間に一歩踏み込んでいけるエネルギーとなる、このことが確認できたと思います。

第3は、3000部到達への仲間づくりへの成果です。これは多くの仲間から教訓化できる報告がありました。①まず、三好市職労友の会、労働運動の強化は友の会運動の強化からだ、三好市合併の合理化攻撃にも世代交代で仲間づくりを進めてきた。それに欠かせないのが世代を超えて参加できる音楽活動だ。『まなぶピースバンド』を結成し、来年の全国交流会を元気に徳島で迎えたいと表明してくれました。②音楽活動と言えば、埼玉の浦和地区友の会の歌う絆、それだけでなく原発問題を考える会で読者拡大、③もうひとつ埼玉では川越地域の英語教室や女子会での人間関係づくり、④農業問題の交流で仲間関係を回復した群馬県協、⑤ランチミーテイングで不満の言い合いを取り組む東京北部のほのお友の会、⑥ダメもとと言いながらも近所の知り合いへ声かけで読者拡大につなげた京成はこべらのHさん、こうした担い手の外部の五人組運動の取り組みなくして仲間づくりはない。そして⑥まなぶ学習会を組織して会員化を勝ち取ったという埼玉七光台検修区友の会の報告、どれもが人間関係づくりから話し合いの積み上げで読者、会員拡大につなげてきた報告でした。

第4は、成長した担い手が取り組む今後の課題はなにかです。四つの課題を三つにまなぶ理論と実践の検証です。それには、まなぶ講演会、労働大学講座を組織化し、自ら講師となり労組青年部へ食い込み諸活動を展開し、関わりを深めていく。これは山梨県協のM会長の報告、歴史の学び発展法則が分かっているからどんな質問にも応えることができる、教えるのではなく30年間、仲間から古典から学んだことを返していく。次は、千葉のSさんは、総学習運動を地域へ広げていく。唯物弁証法の矛盾が現代資本主義を貫ぬき生活に現象化している、それをみんなで学習し、解決の方法を考えていく。さらに学んだら実践に転化していくという茨城のKさん、反原発運動を日頃から担い、沖縄辺野古基地反対運動へ参加。沖縄県民と交流し温かさ、自然を守ることの大切さを直に学んだといいます。そのためにも健康の維持です。多くの仲間が現役を離れていますが、東京西部協のFさんのように元気で活動する。そうした中で全国交流集会に党のEさんが参加してくれた。「努力は裏切らない」この言葉を信じて運動を展開していきたいなど等、これから課題を明らかにしてくれました。しかし、一方で、気力がでない。もう12月でNTTをやめるという本音もでました。なぜか、どうしてか、それでいいのかの相互討論の粘り強い積み上げが必要であることも分かりました。これらを今後の活動に生かしていきましょう。最後に来年の全国交流は5月、徳島です。元気でお会いしましょう。


労働大学まなぶ友の会県協連絡会議 第19回総会が開催される

労働大学まなぶ友の会県協連絡会議第19回総会は、11月22日~23日にほっとプラザはるみ(22日)および勝どき区民館(23日)において開催されました。総会には、運営委員、代議員、傍聴者合計70名が参加して活発な討論が行われました。

総会議長には佐久間さん、槍埼さんの両名が選出され、冒頭須藤会長より19回総会の意義と課題含めてあいさつがされました。(詳細は議案の意義と課題を参照して下さい)続いて総括と方針、財政収支報告、監査報告、労働大学の総括と方針、財政収支報告の議案提案があり、その後代議員と傍聴者29名から運動の成果と弱さも含めて活発な発言がされました。

高原事務局長の集約、新役員の提案の後、議案と役員人事について全員の拍手で承認されました。

 

高原事務局長集約要旨

成果と弱さの報告が29名の仲間からされました。
これらの発言から明らかにされたことは、一つは取り巻く情勢から見た私たちの課題です。沖縄知事選は圧勝し、自公政権への大きな痛打を与えました。自民党の農業政策では日本の農業は壊滅する、自民党には投票しない、という農民の不平不満を我々が捉えどう組織するか。取り巻く情勢から我々の当面の課題といえます。
労働運動を取り巻く情勢はどうか、労働運動は社会主義へ近づく大きな運動である。我々の足元ではどの職場でもパワハラ低賃金という中で反撃の条件を作ろうという報告があった。黙っていたら殺される。そういう情勢です。

二つ目は、現職の頑張りの報告もたくさんありました。おはようニュースはきついが組合員が拡大した、メトロコマーズのたたかいの報告、常に資本、敵を意識する思想性を確立するために古典を学び本当の怒りを努力を続けているという報告。また年金生活になってもユニオン運動にがんばっている。高齢者の友の会で一人の仲間が倒れても二人で学習会をがんばっている79歳の仲間。メモかを第一学習会で議論し友の会員も増え読者も増えたという報告。これらの発言に、情勢に負けない主体的な働きかけを感じ取ることができました。

三つ目に第一学習会の強化と中身の改善についてです。重点県協として徳島県協と東京東部県協を運営委員会で議論してきました。徳島ではマドンナ友の会の第一学習会再開され団結を強める基礎になると報告されました。各県協では未開催友の会を重点友の会に設定して足を運ぶことが必要です。第一学習会の中身の改善については、メモ化の取り組みを通してそのメモかを元に、なぜか、どうしてか、それでいいのかと議論しなければ個人解決に終わってしまう。誰でも四つの弱さを持っている、克服するために第一学習会の中身の改善に取り組んできた報告もされました。

四つ目は個人方針の確立です。香川から、資本に対する怒りを忘れてはならない、個人対応をなくすために本音の討論と学習、今の現状を打破していくためにも個人方針が必要だということを何回も確認する。会員間の交流と討論が一番必要だ、この方針を県協へ提起して行くことが大切と報告された。そして、リストアップ運動が大切だと埼玉、三池から報告されました。具体的な拡大の経験も報告されました。定年したが、職場は非正規が半分、入所者が減り職員が減り労働条件が厳しいなる一方で、正規と非正規の軋轢もある中で、若者に声かけ、家庭にも足を運び拡大してきたといいます。ただ拡大運動は拡大のための拡大ではあってはならない。友の会運動を、団結を意識しなくなる攻撃が日常的にあります、これとたたかうための拡大運動であると確認する必要があります。

5つ目は若者、女性の担い手の拡大です。徳島からも若者への声掛けの報告がありました。組合青年部との有機的な結合。一歩前へ出て若者に、女性に声を掛けることが求められています。

総学習運動についても発言されました。総学習テキストを使って哲学を学習し、職場、社会の矛盾が発展の原動力だとわかった。それが拡大に繋がったという発言がありました。総学習運動を第一学習会で取り組むことが拡大に繋がるということでした。

労働大学は成果主義ハンドブックの発行しました。我々友の会員が総学習運動と合わせてこのハンドブックを使った学習会に取り組んでいく。そのことが求められています。

来年7月は記念すべき第20回全国交流集会が群馬の水上で行われます。250名の参加を達成することを皆で確認して集約に変えていきます。


全国の仲間へのアピール

 

われわれは、1996720日から21日にかけて、「全協再建をめざす労働大学まなぶ友の会県協連絡会議」(略称「友の会県協連」)の結成総会と、第1回全国交流会を東京で開催しました。

この結成総会と全国交流会には、全国42県協の代表者531名が参加し、「友の会県協連」の結成を確認し、久しく待たれていた全国交流を行うことが出来ました。

 われわれの「友の会県協連」に参加した県協は、6年前に不当にも凍結された労働大学まなぶ友の会全国協議会の4分の3の県協にあたります。

 この結集は、6年前、全国交流の場所を奪われながら、全国各地で「四つの課題を三つにまなぶ」労働大学まなぶ友の会運動の基調にもとずき、組織と運動を維持し発展させてきた、多くの仲間の長期のねばり強い努力の成果です。

 われわれは、今日の結成総会をもって、旧労働大学まなぶ友の会全国協議会の組織と運動の土台を引き継ぐことに成功したことを宣言し、全国の仲間に報告いたします。これは、われわれがめざす「統一された労働大学まなぶ友の会全国協議会」再建の、確かな第1歩を踏み出したことを意味しています。

 われわれの組織があくまでも求めるものは、統一された労働大学まなぶ友の会全国協議会を再建し、故向坂逸郎学監がめざした、労働大学運動の目的を追求し続け、労働大学の再生と再建をはかることです。

 今日の情勢は、多くの職場と地域で、日本の労働者階級が団結への自信と展望を失い、独占資本のやりたい放題の合理化攻撃のなかで、個人判断・個人解決に走っています。その結果、働き続け行き続ける条件はますます失われ、労働運動は労資一体となり、日本社会党は解体させられ、全国の多くの働く仲間は職場と生活に耐えがたい苦しみと不安を感じています。

 われわれは、あらゆる職場と地域の中で、労働大学まなぶ友の会を組織し、働く仲間の話し合いと共同行動、家族ぐるみを作り出します。そのために、第一学習会の年間方針を確立し、職場・生活の見直しの討論を作りあげる決意です。

 大衆学習運動を通じてこそ、われわれ自身が働き続け行き続けることができるし、科学的社会主義の思想は働く仲間の中に力強く根づくことが出来ます。

 働くものの未来、日本の労働運動と平和革命をめざす社会主義運動の未来は、大衆学習運動の成長にかかっています。

 今日の結成総会の成功を新たな出発点として、労働大学まなぶ友の会運動を一層前進させる決意です。

 日本の働くものの未来を切り開くために、全国の多くの仲間が、われわれと共に、あたたかく希望に満ちたこの運動に参加されることを訴え、結成の宣言と全国の仲間へのアピールといたします。

1996721

「全協再建をめざす労働大学まなぶ友の会県協連絡会議」結成総会

 

「全協」再建をめざす労働大学まなぶ友の会県協連絡会議会則
1.  名称・所在地
 この会は「全協」再建をめざす労働大学まなぶ友の会県協連絡会議とよび、事務局を東京都足立区千住橋戸町11-15番地におきます。
2.  目的
 この会は、日本における社会主義社会の実現を勝ち取るために、大衆学習運動の強化を通して、科学的社会主義の思想を身につけた活動家をつくりだし、社会主義運動、労働運動の前進に寄与することを目的とします。
3.  活動
 この会は、前項の目的を達成する為に、次の活動を行います。
   労働大学まなぶ友の会の強化。
   全国規模の交流をはかるための諸集会の開催。
   出版活動。
   その他、総会、運営委員会および県協代表者会議において確認された事項。
4.  構成
 この会は、会の目的に賛同する県協議会をもって構成します。
5.  役員
 この会の活動を進めるために、次の役員をおき、その任期を1年とします。
   会長1名、副会長若干名、事務局長1名、事務局次長若干名、運営委員若干名、監査委員若干名。
6.  運営
 この会は、県協議会の代表によって構成される年1回の総会において、活動方針、財政、役員の確認を行います。
 総会で確認された役員を持って構成する四役会議、運営委員会、監査委員会および県協代表者会議によって具体的な活動を進めま   す。
7.  財政
 この会の活動資金は、会費、事業収入、カンパをもってこれにあてますが、会費は1人当り300円とします。
8.  構成県協の権利と義務
       この会の構成県協に所属する会員は、会の運営に意見を述べる権利を持つとともに、会の主催する諸活動に優先的に参加す      ることができます。
       この会の構成県協は、定められた会費の納入と会の活動に積極的に取り組んでいく義務を負います。
    なお、この会の名誉を著しく傷つけたり、理由なく会費を2年以上にわたって滞納した県協は、運営委員会の議を経て、総会の     確認により退会させることができます。
9.施行
 ① 会則は、1996年7月21日より施行します。
 ② この会則は、2000年9月16日より一部改正し施行します。
 ③ この会則は、2004年11月11日一部改訂し、2004年10月1日に遡及して施行します。



この頁の掲載者:高原