第19回県協連総会・第11回労働大学総会が開催されました

19sokai_11_R19sokai_4_R

労働大学まなぶ友の会県協連絡会議 第19回総会が開催される

労働大学まなぶ友の会県協連絡会議第19回総会は、11月22日~23日にほっとプラザはるみ(22日)および勝どき区民館(23日)において開催されました。総会には、運営委員、代議員、傍聴者合計70名が参加して活発な討論が行われました。

総会議長には佐久間さん、槍埼さんの両名が選出され、冒頭須藤会長より19回総会の意義と課題含めてあいさつがされました。(詳細は議案の意義と課題を参照して下さい)続いて総括と方針、財政収支報告、監査報告、労働大学の総括と方針、財政収支報告の議案提案があり、その後代議員と傍聴者29名から運動の成果と弱さも含めて活発な発言がされました。

高原事務局長の集約、新役員の提案の後、議案と役員人事について全員の拍手で承認されました。

第19回総会の概要と全体集約

総会の概要
全国総会は、役員22名中19名、代表24名中22名。傍聴者31名の総勢72名の参加のもと、成功裏に開催されました。発言者は以下のとおりです。

発言者

関東=群馬3、茨城2、埼玉4、千葉1、山梨1

東京=東部2、西部1、南部2、北部2、中部1、三多摩1

近畿=兵庫1

四国=香川1、徳島3、高知2

九州=福岡1

役員=運営委員2

 

全体集約県協連事務局長 高原 敏朗

皆さん、実践に裏打ちされたすばらしい発言でした。ありがとうございました。発言者は、全体で15県協から27人と役員2人の29人でした。

第一にいえることは、取り巻く情勢の補強です。先般の沖縄知事選で辺野古基地反対の翁長新知事が圧勝しました。自公政権への痛打を浴びせた結果となりました。確実に保守分裂の地殻変動が起きているといえます。これは本土ではどうか。昨日、群馬の清水さんから農業委員になって農業従事者の話を聞くと、TPP参加交渉で日本の農業はつぶれる、今度の総選挙には自民党には投票しないという声を多く聞きます。まだ小さな動きかも知れませんが地殻変動が起きています。これを大きなうねりにしなければなりません。

第二は、一方で労働運動はどうでしょうか。国労全国大会の報告がありましたが、反合理化闘争路線を堅持してきた国労が単一組織の枠をはずす、ナショナルセンターへの連携を決めたといいます。働くものは生命と健康が奪われている。どの職場も長時間労働、パワハラ、セクハラ、低賃金の実態にあり、現職死亡も増えてきています。しかし、多くのみなさんから、これらの攻撃を真剣に受け止め反撃を開始している発言がありました。だまっていたら殺される情勢です。従って、団結を強化し、闘わねば人間らしく働き続け生き続けることはできない情勢であることが一層、鮮明になってきました。
まず、現役の職場での頑張りの報告がありました。兵庫・貯金のパワハラ、東京・北部プリントの配転攻撃、東京・東部の京成駅の役選を通しての団結づくり、東京・西部のメトロコマースのたたかい、東京・中部の対資本の怒りの持続。また年金生活に移っても、ユニオン運動にかかわり、一丁あがり運動で何が足りなかったのかを反省した茨城。さらには、香川の『おはよう』ニュースから組合員の拡大、東京・北部のふれあい労組の賃金遡及から組合員拡大などで明らかになってきました。

第三には、運動の総括です。第一学習会の強化、拡大と中身の改善です。①重点県協の徳島のまあどんな友の会の第一学習会の定着です。②働き方、生活の見直しのメモ化を通して、ギャンブル、テレビ漬けの毎日のうしろめたさはどこからくるのかと改めて働き方、生活の見直しは階級闘争の基礎であるという埼玉の報告がありました。

第四は、個人方針の確立で3,000部到達への歩みです。香川の個人方針から拡大へ。東京・北部うしおの個人方針から拡大へ。埼玉、三池のリストアップ運動から拡大へ。

第五は、若者、女性の担い手の拡大です。群馬コロニーの非正規職員が半分というなか、不満が渦巻いている。そこに依拠し会員拡大、徳島三好市職青年部への講師を担い組合と友の会の有機的結合。千葉では女性交流会の再開。

第六は、総学習運動の強化でぶれない主体性の確立です。埼玉・浦和地区では、哲学を学び、矛盾が発展の原動力と学び会員、読者拡大につなげた。同時にHB『成果主義とのたたかい』を販売し、東京南部新幹線、徳島まあどんな友の会では、来年から学習会を始めるといいます。みなさんの一年間の努力に敬意を表し集約とします。

 

19sokai_2_R11rodai_1_R

労働大学第11回総会

県協連総会終了後、11月23日14時より第11回労働大学総会が開催されました。

総会は11月23日、勝どき区民館で開催されました。『労大の仲間』の全員合唱で総会の幕を開けました。議案書の総括及び方針は、労大強化方針の4年目を迎えた総括、そして最終年の5年目の到達闘争の方針が提起されました。その後、参加の皆さんから前進に向けた力強い発言がありました。低迷する階級情勢ですが、大衆学習運動を積み重ねる中で前進が勝ち取られている等の報告がありました。発言要旨については省略いたします。
特に今総会では、仲間たちの協力でHB『成果主義とのたたかい』が発刊され、さらに『月刊まなぶ』誌上で四国ブロックを中心とした仲間たちでHBの学習講座がもたれることの報告がされました。
この講座の背中を後押ししたのは、15ヵ月続いた関東ブロックによる「職場と生活に憲法を活かす」だ、との報告もありました。
さらに、強化方針の最終年の5年目に入るわけですが、労働大学再建にあたって確認された「学習 反合理化 社会主義」の基調のもとに更に一層大衆学習運動の推進を確認したところです。学長・副学長も今後の運動の前進に向けた問題提起をされ、全員で確認致しました。
人事では参加者全員で、須藤行彦さん(県協連会長)の副学長就任を確認し「理論と実践」の結びつきの指導に期待したところです。一部関東ブロック女性運営委員の交代も含め人事提案も全体で確認しました。

総会を締めくくったのは『インターナショナル』の全員合唱でした。歌声は会場に満ち溢れていました。

5年目の到達闘争、強化方針を推進してまいります。

2014/11/24