【追悼】須藤行彦学長 逝去

私たちが風車を回し続ける
                  労働大学副学長 吉田 英和

 居なくなったことを、今もなお実感できないでいます。

 9月8日夜に須藤学長がお亡くなりになったと連絡をいただいたのは、香川県協事務局長の井角清さんからでした。それは徳島県協四役会議で、ちょうど『資本論』第三分冊第23章「資本主義的蓄積の一般的法則」を読み合わせしている時でした。

 須藤学長は、第23章と第24章「いわゆる本源的蓄積」を学習すれば、『資本論』への理解を深めることができ、学習しやすくなるとおっしゃって、四国ブロックチューター養成講座で4年かけてやり切りました。残念ながら最後の1回だけ、学長は入院中で助言者を務めてもらうことができませんでした。昨年の講座参加者が「初めて古典学習が面白いと思った。」との感想を、とても喜んでいたことを忘れることができません。その感想は井角清さんでした。

 7月29日、一時退院されると聞き、居ても立ってもいられず、お宅にお邪魔しましたが、熱が出て延期になったと会うことができず、ひ孫さんへのお菓子を渡して帰りました。その日の夜にお電話をいただきました。「妻から聞いたよ。お菓子ありがとう。ほんま気の毒な。」「須藤さん、心配だろうけど心配することないけんな。ゆっくり治してよ。」これが最後の会話でした。入院される前よりお元気そうな声でしたので、順調に回復していると信じていました。

 須藤学長の生きてきた道は、思想闘争と大衆学習運動です。「亀の一歩一歩」でその道を私たちが歩み、「走れば回る風車」で私たち一人ひとりが担い手として大衆学習運動を進めていきます。 

2026/10/14