第18回県協連全国総会


18回県協連総会開かれる

18回県協連総会が1123日~24日にほっとプラザはるみにおいて、役員22名中19名、代表25名中22名。傍聴者35名の総勢76名の参加のもと、成功裏に開催されました。

 総会討論は28名が発言し、3000部拡大運動、第一学習会の強化、総学習運動の前進を確認しました。

資本に対する怒りと仲間との信頼

労働大学まなぶ友の会県協連絡会議  会長 須藤 行彦

18回総会にのぞみ、一つには、運営委員会の総意で総会を成功させようと確認しました。おかげで総会では、全国の仲間のたゆみない日常的な努力により、大衆学習運動の成果と課題を報告しあい、真摯な討論を通じて組織的な一歩前進を確認することができました。
 二つには、「会員の任務は組織づくり」の再確認です。「組織づくりは人づくり」と言われています。自らの成長なくして組織づくりは困難です。会員が、会員の任務を自覚し、日常的に目的意識をもった運動や生活態度を持てるかどうかです。『月刊まなぶ』読者の拡大、会員の拡大運動は、その証でもあります。
 三つには、怒りと信頼です。資本に対する怒りを組織するためにも、自らが闘いの中に身を置くことで、信頼は生まれてきます。誰が本気で闘う構えを持っているのか、日常的な諸活動のなかで、仲間は見ています。
 最後に、「労働者として生きることに誇りをもつ」ということは、展望をもって生きるということです。「四つの課題を三つにまなぶ」を換言すれば、労働者は唯物史観と『資本論』に学び、労働者階級の歴史的任務を自覚し、科学的社会主義に不動の確信をもって生き抜く人間になろう、ということです。
 今年も、みんなの力で、ねばり強く、亀の一歩一歩です。

全体集約

県協連事務局長 高原 敏朗

 

皆さん、実践に裏打ちされたすばらしい発言でした。ありがとうございました。発言者は、全体で15県協から26人と役員2人の28人でした。

第一にいえることは、取り巻く情勢です。搾取と収奪がいっそう猛威をふるっており、資本主義的合理化が職場と生活のすみずみまで波及浸透し、人間らしく働き続け、生き続けることが困難となっていることが分かりました。しかし、まなぶ友の会の仲間は、資本の攻撃を受け止め、たたかいに立ちあがっています。特徴的には、独立行政法人の群馬のコロニーの攻撃です。賃金の切り下げ、退職金のカットなどに留まることなく、重度身障者を家族のもとへ返す、数年後にはコロニーがなくなってしまうのではないかといわれています。しかし、白石さんは、組合の全体会でなぜ許すのか、おかしいと発言し、若者を組織してきた。同じ独立行政法人の東京滝の川の全印刷も同じ攻撃を受けている。 

しかし、第一学習会の積み上げ、家族ぐるみの強化が進んできたという報告が上がりました。今後は自治体への攻撃が増すことがわかりました。そうした中でも、四国の徳島では、若者への世代交代が進んでいる。頑張っている。総じていえるのは、年間方針に基づき個人方針を確立し、日常活動を強化してきた一年であったといえます。

第二は、運動がどういう方針のもとにとりくまれたのかということです。県協連の5つの方針です。①第一学習会の強化・拡大です。

②もう1人の仲間づくりで『月刊まなぶ』3000部到達運動です。③個人方針の確立で目的意識的、組織的な日常活動を。④働き方・生活の見直しで、怒り、許せない要求の根拠を掴む。⑤そのためにも、総学習運動で知力を磨く。まず、第一学習会の強化・拡大ですが、各県協の取り組みの報告から明らかなように、県協傘下の友の会の第一学習会の定着が勝ちとられ、担い手の指導性が存分に発揮されていることが明らかになりました。

 それは、重点県協の成長です。徳島県協、東京南部協です。徳島では、世代交代が進み、若手が運動を担い、友の会オルグを通して第一学習会が確立し、まなぶ学習会の組織化に進んでいるということです。南部協では、時間通りの四役会議の結集で友の会の動きもつかまれ、四役間の信頼関係が強化され、家族ぐるみ、メモ化の取り組みが強化されてきたと昨年より一歩前に進んだ報告がありました。このほか、貴重な教訓が皆さんからあり、第三は来年への課題です。

①友の会の機関紙が発刊されるようになりました。県協のみならず、友の会のニュースを発刊し、会員の皆さんに運動を周知することです。②外部の五人組運動の強化で、まなぶ学習会、読者会を組織することです。③女性の担い手がまだまだ少ない。女性の担い手づくりです。そのためにも家族ぐるみの強化です。④6ブロックの統一です。それらを、方針に加えていただき、来年の7月には中間総括をもって福岡でお会いしましょう。