第18回全国交流集会

第18回全国交流集会アピール

みなさん!
私たちは、5月18日から19日にかけて、ここ香川県丸亀で、第18回全国交流集会を「学習 反合理化 社会主義」の基調のもとに、四つの課題を三つにまなぶ大衆学習運動の中間総括の場として開催し、学習と交流を深めてきました。厳しい資本主義の攻撃のなか、過去10年間で最高の261人の仲間が5ブロック20県協から参加を勝ち取ったことを、共に喜び合いたいと思います。 

自壊した民主党政権に取って代わり、昨年12月に誕生した自公安倍政権は、圧倒的な議席を獲得したことが民意だと言わんばかりに、世界も警戒する右翼的な政策を展開しようとしています。憲法96条に定める憲法改正の発議要件を緩和させ、憲法9条を改悪し戦争ができる国造りを目論んでいます。また今なお原発事故は終息していないのにも拘らず、高揚する「原発反対・再稼働反対」の国民の声を封殺し、原発再稼働を推し進めるばかりか、安倍首相自らが中東に原発をトップセールスし、世界へ危険を拡散しようとしています。さらに肝いりの経済政策であるアベノミクスは、大企業のみに利益を与え、インフレによって物価を上昇させ、我々の生活を破壊するものであると認識しなければなりません。消費税増税やTPP交渉参加などの、労働環境や生活環境を壊滅的な状況に陥れる「生命よりも金」の政策は数えだしたらきりがない状況です。 

分散会討論、全体集会での各ブロック代表発言では、厳しい生活や職場状況の怒りや矛盾、団結づくりの成果や課題が熱く報告されました。特に昨年に引き続き若い仲間の分散会ができたことは、大衆学習運動の裾野が着実に拡大していることへの自信となりました。

文化交流会は、4年目を迎え新たにギターとハーモニカが加わった「まなぶ合唱団」の演奏と歌声は厚みを増し、音楽で平和と団結を強く訴えかけられるものとなり、熱のこもった四国、関東の寸劇は、仲間づくりや家族ぐるみの成果を笑いと感動で私たちの心に届けてくれました。 

 労働大学まなぶ友の会の運動は、働く者が労働者思想のもとに団結して闘いうる主体的条件を培っていく大衆学習運動の広がりが目的です。そのために第一学習会の討論を基本とし、人間らしく働き続け、生き続けていくために、『月刊まなぶ』3000部拡大運動、総学習運動を武器として、もう一人の自分をつくり続けていくことを確認しあいました。 

今交流集会で出しあった成果と課題を、参加者と全国のまなぶ友の会の仲間と確認し合い、一歩成長した自分と新しい仲間とともに、来年7月12日から13日に福岡県朝倉市で開催される第19回全国交流集会での再会を誓いあい、全国の仲間へのアピールとします。

2013年5月19
     『全協』再建をめざす労働大学まなぶ友の会県協連絡会議 第18回全国交流集会